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【なでしこジャパン】長谷川唯「暑さはそこまで影響ない」、山下杏也加「セットプレーや空中戦に注意」。サッカー日本女子代表、いよいよ北朝鮮とパリ五輪アジア最終予選

北朝鮮戦の前日練習を行ったなでしこジャパン。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

VARは採用されず。

[パリ五輪アジア最終予選 第1戦] 北朝鮮代表-日本代表/2024年2月24日22:04(現地16:4)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム(中立地/サウジアラビア)

 パリ・オリンピックの女子サッカーアジア最終予選となる北朝鮮女子代表 – 日本女子代表(なでしこジャパン)の第1戦が2月24日22時4分から、中立地のサウジアラビア・ジッダのプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアムで開催される。

 なでしこジャパンの選手たちは同スタジアムでの前日練習、キックオフと同じ16時から約1時間実施。その時点で気温は30℃を超えていた。

 それでもGK山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)「ブラジル遠征の第2戦よりはいい」と語る。

「かなり眩しく感じます。あとは自分たちが知らない17時以降に(ピッチ状況が)どうなるか。相手がサイド攻撃、ロングボール、セットプレーと空中戦で仕掛けてくることも想定されるので、(日差しの方向を)気にしながら対応していく必要があると思っています」

 後半は日差しがやわらぎ、より力を発揮できそうである。交代出場の選手もカギを握る。逆に気温の高い前半をどのように戦うかもポイントになる。

 到着した翌日は暑熱対策のため、あえて11時から練習が組まれた。その効果について長谷川唯(マンチェスター・シティ)は「(11時からの練習は)すごく暑く感じましたけど、(16時からの練習は)今はシンプルに暑いなという感じなので、そこまで影響はありません」と言う。

 また、この最終予選ではVARが採用されない。「VARは(フェアプレーを心掛ける)日本人にとってはやっぱり有利」と長谷川は話す。ラフプレーがやや目立つ北朝鮮が相手ではあるが、そのあたりは日本がワールドカップや国際試合で培った“経験”があり、しっかり臨機応変に対応していく。

 そしてホームゲームとなる第2戦は2月28日に国立競技場で開催される。2試合のトータルスコアが上回ったほうが、パリ行きのチケットを掴むという”一騎打ち”だ。

取材・文・写真/早草紀子

Posted by 早草紀子

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