伊東純也、サウジ戦先発なるか! W杯出場決定は「嬉しいは嬉しいけど、前回のほうが…」。久保建英へのアシストには「ラッキーでした」 サッカー日本代表
北中米W杯への出場を果たした日本代表の伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
自身のクロスを課題に挙げる。
[北中米W杯アジア最終予選 グループC 第8戦] 日本代表 – サウジアラビア代表 / 2025年3月25日19:35 / 埼玉スタジアム2002
北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)、サッカー日本代表が3月25日、サウジアラビア代表との第8戦に臨む。C組6勝1分の日本は3試合を残して北中米W杯出場が確定。一方、サウジアラビアは2勝3分2敗の勝点9で現在C組3位。1ポイント差の2位オーストラリア代表を抜いてのW杯出場権獲得を目指す。
伊東純也は20日のバーレーン代表戦のあと、「嬉しいは嬉しいですけれど、前回のほうがメチャクチャ嬉しかったです」と率直な気持ちを語った。カタールW杯の出場を決めた2022年3月のアウェーでのオーストラリア代表戦では、4-3-3の右ウイングで先発し、出場枠を争っていたライバルに2-0の勝利を収めていた。
そして今回のバーレーン戦ではスコアレスだった63分から3-4-2-1の右ウイングバックに入って試合を動かし、久保建英のチーム2点目をアシストしてみせた。
「何回かチャンスがあり、2、3回クロスを放ちましたが、思ったところへ蹴れなくて、あそこは修正しなくてはいけないです。タケ(久保)のおかげでアシストがついたので、ラッキーでした」
久保が決めた87分の一撃。コーナーキックからの流れは「練習通り、食いついてきたらタケに出そうと思っていました」という。ただし「自分のほうへ来たので、シンプルにフリーのタケが運んでくれるかなと思っていたら、シュートが決まりラッキーでした」と、ニアをぶち抜いたショットは想定外だったようだ。
「スペースがあったので、サイドで起点になることをイメージしました。そこは多少なりとも、できたと思います」と、森保一監督の狙っていた右サイドの縦のアクションを増やせたことは前向きに受け止めていたものの、もっと攻撃の厚みを加えたかったと課題も挙げていた。
「途中出場だと最初は息が上がるので、仕掛けようとしましたが、ちょっときつかったです」
中4日で迎える25日のサウジアラビア戦、伊東が先発する可能性は高い。所属先のスタッド・ランスはリーグ7連敗を回避したとはいえ15試合未勝利とどん底の状態で、入れ替え戦プレーオフの16位ル・アベールACまで2ポイント、自動降格圏17位のASサンテティエンヌまで3ポイントと、危険水域に片足を突っ込んでいる状況だ。
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同僚の中村敬斗、関根大輝とともに、北中米W杯に向けた一歩目となる日本代表の一戦でスカッとしたプレーを見せて、フランスでの戦いにも追い風をもたらしたい。