【北朝鮮代表】日本代表戦へシン・ヨンナム監督が同胞の熱いサポートに期待「二つの心臓が一つになって、一緒に走っている。そんな心境で試合に臨めます」
日本代表戦に向けて抱負を語った北朝鮮代表のシン・ヨンナム監督(C)SAKANOWA
2010年W杯代表の鄭大世氏からの質問にも答える。「当時と比べてとても熱心に努力しています。選手たちは全ての面で上回っている」
[北中米W杯 アジア2次予選]日本代表 – 北朝鮮代表/2024年3月21日19:23/国立競技場
北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第3戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) 対 北朝鮮代表戦の試合前日、北朝鮮のシン・ヨンナム監督が公式記者会見に臨み、「非常に熾烈な戦いになると思います。どのような結果になるか分かりませんが、ベストを尽くしたいと思います」と抱負を語った。
カタール・アジアカップでは、日本代表はロングボールに苦しみ、イラク代表とイラン代表に敗れ、ベスト8敗退を喫した。そういった戦い方を参考にするのか? その質問にシン・ヨンナム監督は次のように語った。
「明日の試合は流れ次第で、ある程度、戦略にも変化がもたらされます。試合の流れをぜひご覧ください」
また、先日のパリ・オリンピックのアジア最終予選では、多くの北朝鮮サポーターが訪れて、熱い声援が送られた。そのサポートが今回も大きな力になると期待を寄せた。
「同胞たちの応援は、選手たちにとって非常に大きな力になります。試合の成果にもつながるパワーになります。私たちは試合で同胞たちの応援を受けながら、二つの心臓が一つになって、一緒に肩を組んで走っている。そんな心境で試合に臨んでいます。明日もぜひ同胞の皆さんにごあいさつを申し上げ、応援をお願いしたいです」
北朝鮮代表は2010年の南アフリカW杯に出場している。その代表選手の一員でもあった鄭大世氏が当時との比較を問うと、指揮官は「全てのメンバーが交代しましたが、当時と比べてとても熱心に努力しています。選手たちは全ての面で上回っていると思うので期待しています」と、自信を覗かせた。
一方、この試合に向けてどのような準備をしてきたかと問われると、指揮官は次のように答えた。
「日本はアジアでも非常に強い対戦相手。この試合に向けて、非常に大きな努力を傾けてきました。その強い日本代表チームを相手に、様々な準備をしてきましたが、その過程や内容については、大変申し訳ありませんが、ここでは言及できません。ぜひとも明日の試合をご覧いただきたいと思います」
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そして入国審査についての質問も。前回はとても時間が掛かったそうだが、今回は「大変な点は全くありません。非常に良くしていただき感謝しています」と、日本の歓待と対応に感謝していた。