ダメ出しされた稲村隼翔が発奮、セルティックで無失点フル出場デビュー!
セルティックの稲村隼翔。※セルティックFCのクラブ公式サイトより
重要なCL予選の狭間、山田新とともにローテーションで先発。無敗対決を3-0で制す。
[スコットランド1部 3節]セルティック 3-0 リヴィングストン/セルティック・パーク
スコットランド・プレミアリーグ3節、セルティックFCがリヴィングストンFCとの無敗対決を3-0で制し、開幕3連勝を果たした。セルティックは唯一の9ポイントで、さっそく単独首位に。
UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選の重要なカザフスタン1部FCカイラトとの連戦の狭間に組まれた一戦(ホームでの第1戦はスコアレスドロー)、前田大然や旗手怜央ら主力はローテーションでベンチスタートとなった。
そしてアルビレックス新潟から今夏加入した稲村隼翔は、左サイドバックでフル出場。山田新も先発し58分に前田と交代に。チームは3-0の快勝を収めてみせた。
稲村は開幕からメンバー外が続いていた。その理由について問われたセルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は先日の記者会見で、「理由はシンプル。まだ私の求めるレベルに達していない」「プロでの経験が1年しかなく、レンタルで経験を積ませることもあり得る」と、特にディフェンス面の強化の必要性を説いていた。プレシーズンで好プレーを見せた試合については、「80パーセント以上、チームが主導権を握れていた試合だったから」として、かなり手厳しいコメントをしていた。
一方、CL本選のリーグフェーズに出場できれば全戦力が必要になるとも語っていた。そのなかで今回、巡ってきたチャンスを23歳のレフティはモノにした。
また、稲村のメンバー外が続いた理由も、実は風邪を引いていたためであったそうだ。さすがに、トップチームへ迎え入れた選手に対し、そこまでダメ出しする必要があったのかとも感じてしまうが……。
ただ、そうしたなかで稲村がしっかりチャンスを一つモノにしたのもさすがだ。実際にレンタル移籍するのか、CL本選出場を決めた際にはローテーション要員としてプレーしながらチャンスを掴むのを目指すことになるのか。
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アウェーでのカイラトとのCL予選第2戦が、セルティックや稲村にとって、まさに一つ運命の戦いになる。