鎌田大地のパレス8試合未勝利で『解任論』噴出のグラスナー監督「将来には前向きだ」
グラスナー監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
11/2ウルブス戦が一つポイントに!?
[プレミアリーグ 8節]ノッティンガム 1-0 クリスタル・パレス/2024年10月22日(現地21日)/シティ・グラウンド
イングランド・プレミアリーグ 8節、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の鎌田大地が所属するクリスタル・パレスFCがアウェーでノッティンガム・フォレストに0-1で敗れた。これまで3分5敗と今季開幕から未勝利のままだ。
プレミアリーグの未勝利はパレスの他に、イプスウィッチ・タウンFC、菅原由勢のサウサンプトンFC、そしてウルヴスと4チーム。グラスナー監督の解任を希望するファンの声も出ている。
一方、昨季終盤に数々の大物食いを見せ、今季これまではリバプールFC、チェルシーFC、マンチェスター・ユナイテッドなど強豪との試合が序盤に組まれ、指揮官の戦いをよりバックアップする必要性を訴える声も多い。ただ、それだけに、このフォレスト戦は実力伯仲で勝たなければいけない相手だったこともあり、精神的にもダメージの大きな一敗になった。
鎌田は左シャドーのポジションで、インターナショナルマッチウィーク明けながら先発し、88分までプレー。プレス強度は高く、高い位置で起点となったが、エディ・エンケティア、エベレチ・エゼらとの連係からなかなか崩せなかった。今季加入したばかりでもあるが、信頼し合える”相棒”がまだ不在な印象だ。
グラスナー監督は試合後、「残念ですが、選手たちのマインドからは、将来には前向きな気持ちを与えてくれます」と、選手たちの姿勢をポジティブに受け止めていた。
「選手たちのキャラクターはよく、一生懸命な姿勢を見せ続けていました。確かに残念ですが、誰かを責めてはいけません。ロッカールームの連携も良好です。自信が必要であり、それを得るためにはゴールを決める必要があります」
「戦術的なことはあまり関係ありません。戦術に関して問題ないと思っています。我々は最終ラインで間違った判断を下すことが多い。これは自信の欠如によるもの。私たちは人間ですから」
関連記事>>【オーストラリア戦 採点】板倉滉に最高点、唯一の最低評価は…。伊東純也と中村敬斗のスタッド・ランスコンビが改めて存在感を示す。サッカー日本代表、W杯アジア最終予選第4戦
そのように基本的な戦術を変える考えはないという。このあとリーグ戦でトッテナム・ホットスパーFC、カップ戦でアストン・ヴィラと再び強豪と激突する。そのあと11月2日のウルブス戦が一つ、指揮官の進退に関わる一戦になってきそうだ。