【移籍】G大阪戦後? リバプールが久保建英の獲得へ「記録的オファー」。レアル・マドリードの判断もカギに
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
しかし、まだ検討段階!?
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが2024-25シーズンに向けたこの夏の移籍マーケットで、スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)の獲得を検討し、正式オファーを出す準備を進めているという。
23歳になったレフティはレアル・ソシエダでの2シーズン目、リーグ30試合・7得点・4アシストを記録。初めて挑戦したUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)はノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出し、8試合・1アシストと活躍した。
『Fichajes』は4月の段階で、レッズは6000万ユーロ(約102億円)の投入も惜しまず、「リバプールがタケ・クボとの契約へ6000万ユーロの爆弾投下へ」と題したレポートを掲載していた。そして『リバプール・コム』はこのほど、日本の報道を引用して、「日本のメッシと呼ばれてきた」久保の獲得を、新たなオプションとして検討していると伝えた。
リバプールは「記録的な」6000万ユーロを超える金額を準備していると言われる。エジプト代表FWモハメド・サラーとリバプールの契約はあと1シーズンを残すのみで、恩師であるユルゲン・クロップ前監督の退任もあり、今夏のサウジアラビアへの移籍も噂される。32歳になったエースの後継者として、久保が浮上しているということだ。
同メディアは、「前線のダルウィン・ヌニェスの後方につく攻撃のオプションとして、ルイス・ディアス、コーディ・ガクポ、ディオゴ・ジョッタに続き、左利きのウインガーであるクボが加われば、間違いなく違いを作り出してくれるはずだ」と期待を寄せている。果たして、ウイングへのこだわりも強いアルネ・スロット新監督が、どのように久保を評価しているのか。
久保は昨冬、レアル・ソシエダとの契約を2029年6月まで更新している。しかしレアル・マドリードも実質50パーセントの権利を持つ移籍条項は変わっていないと見られる。
となると、もしも、このビッグディールが具体的に動き出すのならば、7月25日にパナソニックスタジアム吹田で行われるガンバ大阪戦を終えてからだろうか。
他クラブからオファーがあった場合、まずレアル・マドリードに交渉の優先権が与えられると言われる。3000万ユーロ(約51億円)で久保を復帰させられる、あるいは移籍金の半額を得られる(今回であれば3000万ユーロ以上)という条件が付帯されているようだ。
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キリアン・エムバペを加えたレアル・マドリードの判断も、重要なポイントになるというわけだ。とはいえ、まだ「検討段階」とされ、いろいろな駆け引きも起きているようだ……。