【鹿島】G大阪戦へポポヴィッチ監督が宇佐美貴史を警戒「いま一番いい状態。プレーだけでなく人間的にも成熟し、いいプレーにつなげている」
G大阪戦前日の練習を見守る鹿島のポポヴィッチ監督。(C)KASHIMA ANTLERS
「日本に来て見てきたガンバの中で、一番攻守のバランスがいい」
[J1 10節] G大阪 – 鹿島/2024年4月28日15:00/パナソニック スタジアム吹田
J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が4月27日、翌日のガンバ大阪戦に向けて抱負を語った。大連戦を経て1週間のインターバルを得た指揮官は「この3週間は連戦が続き、しっかりしたトレーニングがなかなかできずにいたので、攻撃面、守備面ともに我々がやるべきことの確認に時間を当ててきました」と、トレーニングの充実を口にした。
「ガンバ戦だけのためだけではなく、トランジションで相手を上回っていくことがどの試合でも必要です。キャンプから大切にしてきました。この連戦ではそのトランジションのところが薄れていたところがあったので再確認しました。リアクションで相手を上回ることが大切です。ガンバのためではなく、鹿島のため。我々のアイデンティティを考え、そこが大切だと考えました。とてもいい準備ができました」
そのG大阪について。ポポヴィッチ監督は「日本に来て見てきたガンバの中で、一番攻守のバランスがいいと感じています。しっかりディシプリンを保って攻守の約束事を理解して戦えている印象を受けます」と言う。そのなかでも「若い時から宇佐美を見ていますし、バイエルンにいた時も注目していました。いま一番いい状態だと思います。プレーだけでなく人間的にも成熟して、いいプレーにつながっていると感じます」と警戒していた。
「アウェーで勝点を取れていませんが、戦い方を変える必要はなく、大切にしてきたことをピッチ上で見せることが大切です。強度も必要であり、そこを見せないといけません。そこがあってこそ、スタイルが生きます。リアクションに回らず、攻守にわたって主導権を握り、アグレッシブにプレーすることが勝利に近づくので、そういった姿勢を見せて勝利を収めたいです」
また、そのアウェーへ応援に駆け付けてくれるサポーターへ、必ず恩返しをしたいとも強調していた。
「アウェーであっても、まるでホームで戦っているような雰囲気を常に作ってくれています。ピッチ上で、結果で、姿勢で、恩返しできたかというと、この前の試合では、それができていません。我々の良さを出し切り、彼らに応え、恩返しをしたいです。皆さんに誇りに思ってもらえる、その日が必ず来ます」
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6位対9位、勝点2差での対戦に。G大阪対鹿島戦は4月28日15時から、パナソニックスタジアム吹田で行われる。