【浦和】前田直輝、松尾佑介の状態は…。ヘグモ監督が横浜FM戦へ“カウンター”をポイントに挙げた理由とは?
横浜FM戦に向けて抱負を語った浦和のヘグモ監督。(C)SAKANOWA
アンカーの”脇”の対策について、指揮官の考察は――。
[J1 12節] 浦和-横浜FM/2024年5月6日17:00/埼玉スタジアム
J1リーグ 浦和レッズのペア=マティアス・ヘグモ監督が5月4日、オンラインによる取材に応じて、2日後のホームでの横浜F・マリノス戦に向けて抱負を語った。
前日の川崎フロンターレ戦を1-3で落とし、上位争いに食い込めず12位に後退。続いて横浜FMとのホームでの一戦、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を得ている強豪との対戦が続く。
4万枚以上の前売り券が販売されていて、ヘグモ監督はより大観衆の歓声で溢れる雰囲気のなか、選手を奮い立たせてほしいと期待。そのうえで、次のようにカウンターも活用したいと語った。
「前回(名古屋グランパス戦、〇2-1)のホームゲームは非常に良かったと思います。私たちとしてやりたいのは、90分間安定してレベルの高い攻撃を続けること。ゲームを読みながら、それができればと思います。川崎戦の前半はしっかりスペースを見つけながらプレーできていました。マリノスもボールを持ちたいチーム。短期的に考えますと、そういったチームにカウンターをしっかり使うことも重要だと思います」
また川崎戦では、アンカーのサミュエル・グスタフソンの脇を使われて失点を喫した。その対策について問われた指揮官は、次のように考察していた。
「カウンターからの失点でしたが、最後はヒロ(石原広教)とショルツのコミュニケーションで改善されるところです。またインサイドハーフ一枚がサミュエルの近くに戻ってくることが必要だと思います。ケン(岩尾憲)がいた時はそのバランスが取れていました。
かなり複雑な役割があり、そこで新たにプレーする選手がいれば、役割を学ぶのに少し時間がかかります。ボランチ(「6番」タイプ)を2枚にもできますが、攻撃の時にインサイドハーフ2枚(「8番」タイプ)がほしいと我々は思っています。順応していくプロセスにあり、守備でも攻撃でも発展させていきたいと思っています。例えばインサイドハーフが多くの攻撃に関わり、得点も生まれています。ただバランスや安定性を考えると、そこはまだ改善点だと思います」
なかなかメンバーを固定できずにいるのも、指揮官の悩みどころである。川崎戦を欠場した前田直輝は、横浜FM戦には間に合う可能性があるという。
「4人、5人とウイングの選手が離脱するなか、少し苦しい部分はあります。我々のアイデンティティを考えると非常に重要な存在です。直輝は今日練習に復帰し、月曜日には間に合うように祈っています。松尾に関しては、まだ腰痛が残っている状態です」
そしてヘグモ監督は最後、次のようにサポーターへ呼び掛けた。
「埼玉スタジアムの雰囲気を見ると、浦和に来て本当に良かったと思っています。前回のホームゲームでは4万5000人のサポーターが素晴らしい雰囲気を作ってくれました。月曜日のマリノス戦でも、その方々にいいパフォーマンスを見せられればと思っています」
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攻撃にプライオリティを置く両者の対戦。ホームのサポーターの前で、ここで勝てば、浦和も大きな自信を得ることができる。