【浦和】パワーアップする伊藤敦樹「もっと中心的な選手になり、日本代表を目指す」。柏戦へ「ミドルを決めたい」
浦和の伊藤敦樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
今季これまで公式戦全試合に出場、「最後まで走り切れている感覚がある」。
[J1 6節] 柏 – 浦和/2023年3月31日19:00/三協フロンテア柏スタジアム
J1リーグ浦和レッズの伊藤敦樹(ITO Atsuki)が3月28日、オンラインの取材に応じて、今季これまでの戦いぶりや自身のパフォーマンス、これからの目標、そして週末31日の柏レイソル戦に向けた抱負などを語った。
プロ3年目を迎えた24歳のボランチは、開幕からのリーグ5試合、ルヴァンカップ2試合と公式戦全試合に出場。アウェーのヴィッセル神戸戦ではゴールも決めた。
「キャンプから取り組んできたことをやり続けた結果、この3試合の勝利につながってきています。個人としては開幕からコンディションもよくここまで来ています」
これまで足をつっての途中交代も少なからずあった。そのため今季はよりタフに“最後まで走り切る”体づくりに努めてきた。その成果を、実感できていると言う。
「足をつらなくなり、高い強度で最後までできていて、成果が少しずつ出ていると感じています。最後まで走れている感覚があります。後半の最後のほうでも前へ行くところ、守備でボールに向かっていくところなど、しっかり最後まで走り切れていると感じています」
高い強度を保ってパフォーマンスを発揮し続けることで、自身をアピールしたいと言う。
「レッズでもっと中心的な選手になり、得点に関わり結果を出し続けていくことで、日本代表も見えてくると思います。そこを目指していきたいです」
伊藤はそのように目標を口にした。
また、今週末は金曜日に柏と対戦する。レイソルは現在2分3敗と未勝利であるが、相手に勢いを与えるような雰囲気にしてはいけない、と警戒していた。
「レッズに対し高いモチベーションで臨んでくると思います。試合開始からハイプレスで勢いをもってやることが大事になります。アウェーのレイソルのスタジアムの雰囲気は独特で、相手に勢いを与えると雰囲気がガラッと変わるので、そうならないようにしたいです」
そしてレッズの背番号3は、現在の推進力を生かしてゴールを決め切りたいと意欲を示した。
「自分が動くことで相手のバランスも崩れるので、よく動くことを意識したいです。(得点について)レイソル戦は昨季ホームで得点に絡めた良いイメージがあります。ここ3試合はよく前へ行けているので、ミドルを決めたいです。一発決められればそのイメージもつき、相手も警戒してきます。そうなれば裏も狙えます。今季はGKと1対1の場面もできていますし、どんな形でもいいので、点を決め切りたいです」
パワーアップを遂げる伊藤が、ゴールでその進化を証明したいと燃えている。