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【浦和】泥沼4連敗でサポーターと話し合い。原口元気「一緒に戦う雰囲気を作らなければ」

浦和の原口元気。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

「彼らの思いを選手たちに伝えないといけない。こうした厳しい状況で、いろんなものを変えていかなければならない」

[J1 34節]東京V 2–1 浦和/2024年10月19日17:00/味の素スタジアム

 J1リーグ34節、浦和レッズが東京ヴェルディに1-2と逆転負けを喫し、リーグ4連敗を喫した。他チームより消化試合が少ない状況だが、J2降格圏18位のジュビロ磐田と4ポイント差に迫られた。

言葉にするのは難しい」

 原口元気はボランチとして3試合連続で先発したが、まったく機能せず。安居海渡とともに引いて、最終ラインからボールを引き出そうとして、前線の厚みが失われて反撃のスイッチを入れられないという展開が続いた。

「細かいところでいえば、たとえばセットプレーの失点が続いていますが、チームメイトには、右(サイド)でも左(サイド)でもセットプレーになった瞬間、(ボールの)前に立って、(主審に)笛を吹かせてと言っています。(※クイックスタートを防ぐため)

 右の時には言いやすいですが、(原口が右のボランチなので)、左のとき、じゅうぶんに伝わらず、(1失点目は)早くリスタートされて追いつかれ、2失点目もセットプレーからでした」

「かなり試行錯誤して、やり方を変えて、マークに付く選手を替えましたが、それでも決められてしまいました。失点シーンだけではなく、取り組んできたことをあまり出せず、とても残念です。練習では手応えはあったので、なぜこうなったのかをもう一度、考えないといけないなと思います」

 原口は「やってきたことを出せませんでした。攻撃にしろ、守備にしろ、自分たちの用意したものが出せませんでした」と悔やんだ。

 試合後は西川周作とともに、サポーターグループのリーダー的人物と話し合いをした。ピッチでの結果が全てである選手に、そのような行動はさせるべきではないと、浦和というクラブへの批判の声もある。ただ原口はその声を聴けて良かったという。

「厳しい言葉、強い言葉も聞こえてきましたが基本的には冷静でしたし、彼らの思いをしっかり聞けました。彼らの思いを選手たちに伝えないといけないですし、こうした厳しい状況で、いろんなものを変えていかなければなりません。

 彼らは僕らにとってアドバンテージな存在なのは間違いありません。彼らを盛り上げるプレーをしなければならないし、一緒に戦う雰囲気を作らなければなりません。彼らが見たいのは戦っている姿、走っている姿、熱くプレーしている姿だと思うので、そこに対し足りない部分があると感じています、僕を含めて。

 僕にとっても良かったので、しっかりチームでミーティングをして彼らの言葉を伝えないといけないと思います」

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 原口の復帰後、チームは結果を残せずにいる。ボランチでの起用が続くレッズの78番は、「1日、1日を大切にしていくしかありません。さらに詰めないといけない部分はあります。1日、1日、1回、1回の練習を大切にして、チームがどうやったら良くなっていくかを四六時中考えて、サポートしたいです」と語った。