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【浦和】湘南から復帰、疲労骨折の武富孝介が手術に切り替え全治3か月に

浦和の武富孝介。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

曺貴裁監督のパワハラ疑惑で復帰した湘南のチーム得点王。

 湘南ベルマーレから浦和レッズにレンタルバックしていたMF武富孝介が9月13日、復帰時にメディカルチェックで判明した右足第5中足骨疲労骨折の手術に踏み切ったと発表した。全治は約3か月の見込み。今シーズンの復帰は難しくなった。

 クラブは14日、公式ホームページで「保存療法での公式戦復帰を目指しておりましたが、9月11日の再検査の結果、手術を選択しました」と報告している。

 今季湘南に期限付き移籍した武富は8月15日、パワハラ疑惑問題で曺貴裁監督が活動を自粛することになり、浦和への復帰を発表した。その際、武富は湘南の広報部を通じて、「曺監督のもとでプレーしたいと思い、今季もう一度ベルマーレに来た自分としては、一時的な措置とはいえこの先がどうなるか分からない状況のまま、100パーセントサッカーに集中できるのか、チームのために力を出し切れるか、不安を覚えているというのが正直な気持ちです」と、心境を吐露。移籍期限が8月16日に迫るなかで決断を下していた。

 武富は1990年9月23日生まれ、28歳。埼玉県さいたま市出身。今季は湘南でJ1リーグ18試合5ゴール、ルヴァンカップ2試合0得点、天皇杯1試合0得点を記録していた。湘南のチーム最多得点を決めていた。

 また、武富は復帰が決まった際、浦和のサポーターに向けて、「このたび、浦和レッズに復帰することとなりました。浦和の勝利のために覚悟をもってプレーしたいと思います。多くのファン・サポーターのみなさんの前で声援やプレッシャーを感じながらプレーできることを楽しみにしています。よろしくお願いします」とコメントしていた。

 リーグ15位(勝点は11位タイ)に低迷する浦和にとって、悪い流れが続いてしまっている感じだが……。武富にはしっかりとケガを完治させ、復帰したあと、この悔しい思いをピッチにぶつけてもらいたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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