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87分からユンカー、槙野智章弾で浦和大逆転!「奇跡を起こすことを考えていた」リカルド監督│ルヴァン杯準々決勝、川崎を下す

浦和の槙野智章。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

2試合トータル4-4、アウェーゴールで。鬼木監督「事故で済ませてはいけない」

[ルヴァン杯 準々決勝 2nd] 川崎 3-3 浦和/2021年9月5日18:00/等々力陸上競技場
※2試合トータル4-4 アウェーゴールルールで浦和がベスト4進出

 ルヴァンカップ準々決勝の第2戦、川崎フロンターレ対浦和レッズ戦、浦和が2点差を追う87分から、途中出場のキャスパー・ユンカー、そして90+4分の槙野智章のゴールで3-3に追い付き2試合トータルスコア4-4、アウェーゴールルール(同点時のアウェーゴールが多いほうが勝利)によりベスト4進出を果たした。

 開始8分、岩波拓也の前線へのフィードを受けた江坂任が抜け出す。するとチョン・ソンリョンの股を抜くシュートを決めて、アウェーチームに先制点をもたらす。

 そこからは川崎が挽回。40分、宮城天のパスから、家長昭博がノールックの背面パスで打開。これを感じ取った小林悠の折り返しをレアンドロ・ダミアンが正確に押し込み、同点とする。

 後半は川崎がペースを掴む。それでもなかなかゴールをこじ開けられずにいたが、77分に山村和也、83分にジョアン・シミッチと、いずれもコーナーキックに合わせて、一気に3-1へ突き放す。

 しかし浦和もあきらめない。87分、途中出場の西大伍の裏を突く相手を困惑させるキックから、ユンカーがねじ込み2点差に。

 そして90+4分、GK鈴木彩艶も最後の切り札で投入された槙野がコーナーキックの流れから押し込み同点に! このまま試合終了となり、アウェーゴールルールにより浦和がベスト4進出を決めた。

 浦和のリカルド・ロドリゲス監督は試合後の記者会見で次のように語った。

「前半は良い入りができて、全体的に良かったです。追加点を取れていればより優位に進められましたがそうはならず、段々と川崎にボールを握られました。後半は次第に押し込まれ、そのなかであきらめず戦って、まず1点を取る、そして最後の最後に1点を取り、本当にいい戦いをしてくれたと思います。今までの積み重ねとともに、こうした相手としっかり戦って勝てたことで、今後にもつながってきます」

 そして劣勢に立たされていた試合終盤の采配について、次のように振り返った。

「槙野のゴールが入った瞬間、本当に嬉しかったです。(劣勢時)あそこでは、奇跡を起こすことを考えていました。まず、みんなのあきらめない気持ちから1点を返し、『もう1点いける』という気持ちを駆り立ててくれました。最後、槙野の力が必要であり、運を持ってくることができたのかなと思います。昨日のミーティングでは槙野に、点を取ることが必要な場面ではFWで使うかもしれないとは伝えていました」

 一方、川崎の鬼木監督は試合終盤について次のように語った。

「簡単に引くのではなく、前からプレスに行き簡単に蹴らせないことを、みんなでやり続けました。ただ、実際にそうしながらボールをつなぎながら時間を使う、そこでもっとアドバンテージを生かしたかったです。(終盤の2失点について)監督としては、事故で済ませてはいけない。検証しなければいけないと思います」

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[文:塚越始]

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