【浦和】横浜FCとの1-1ドローに酒井宏樹「守備が固く、相手のメンタルを折れなかった」

「自分たちに非はあったが、彼らのプレーも素直に良かったと思います」

[J1 29節] 浦和 1–1 横浜FC／2023年９月29日19:30／埼玉スタジアム

　J1リーグ29節、浦和レッズはアレクサンダー・ショルツがPKによる同点ゴールで、横浜FCと1-1で引き分けた。辛うじてホームで勝点１を積み上げたものの、２位の横浜F・マリノスに勝利を収めた首位ヴィッセル神戸との勝点差は「８」に広がった。

　右サイドバックとしてフル出場したキャプテンの酒井宏樹は試合後、次週ミッドウィークにはAFCアジア・チャンピオンズリーグのハノイFC戦も控えているため、すぐに前を向こうとしていた。

「誰一人として、この結果に満足していません。ただ終わったことなので早急に切り替えて、次に向かってやっていきたい。残り試合はあり、それくらい価値のある大会が僕らには残っています（リーグ戦に加え、ルヴァンカップ、ACL）。気持ちを整えて次の試合に向かっていくことが大事です」

　流れが横浜FCに行った時に失点を喫し、その後は浦和が主導権を握り返した。が、１点を返すにとどまった。

「（前半は）横浜FCが勢い良く試合に入り、前線の両外国籍選手が上手くボールを収めていました。自分たちに非はあったものの、彼らのプレーも素直に良かったと思います。試合の中で波があり、そこでしっかり抑えられれば、自分たちに流れは来ていたかもしれない。そこで失点し、プランが崩れました」

　カタール・ワールドカップ（W杯）日本代表メンバーの酒井はこの結果を真摯に受け止め、相手の気持ちを砕くぐらいの迫力もまた必要だったと振り返った。

「守備が固く、相手のメンタルを折れませんでした。難しかった……冷静に見れば、1‐1の結果は妥当です。もちろん勝ちたかったし、悔しさはあります。総合的に見れば勝点１は妥当な結果。その勝点１を３にする努力が僕らには大切で、一歩ずつやっていかないといけません。あきらめません」

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　浦和は次週にACLのGSでハノイとのホームゲーム、そして翌週にはルヴァンカップ準決勝で横浜Ｆ・マリノスとの２連戦が控えている。