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【浦和】突き付けられた現実。マンチェスター・シティに0-3、全く歯が立たず│クラブW杯準決勝

マン・Cのカイル・ウォーカーと競り合う浦和の中島翔哉(右)。 (Photo by Francois Nel/Getty Images)

シュート数25本対2本。

[クラブW杯 準決勝]浦和 0–3 マンチェスター・C/2023年12月20日3:00(現地19日21:00)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム(サウジアラビア)

 サウジアラビアで開催中のFIFAクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)準決勝、J1リーグ浦和レッズ(アジア、AFC代表)が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(ヨーロッパ、UEFA代表)に0-3で敗れた。浦和は22日、エジプト1部アル・アハリとの3位決定戦に臨む。一方、マンチェスター・Cは同日(日本時間23日)、ブラジル1部フルミネンセFC(南米、CONMEBOL代表)とファイナルを戦う。

 サウジアラビア入りしているものの負傷明けであるエースのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、さらにオランダ代表ケヴィン・デ・ブライネはメンバー外に。それでもベルナルド・シウバ、マテウス・ヌネスを前線に配置する3-5-2を採用したシティは、浦和の4-2-3-1のギャップを突いて主導権を渡さない。

 時にサッカーは現実を突き付けられる。あまり力の差はないとされるJリーグであるが、世界のトップ・オブ・トップであるマンチェスター・Cと対峙。まるで教本のようなビルドアップに、浦和はなかなかボールすら触れない。そして前半アディショナルタイム、浦和の左サイドを打開されて、クロスに対しマリウス・ホイブラーテンのオウンゴール。シティに先制点が記録される。

 後半立ち上がり、1点を取り返そうとする浦和に対し、マンチェスター・Cがさらに攻勢に立つ。52分、マテオ・コバチッチが関根貴大を振り切り、強烈な左足のシュートを突き刺して2点目。さらに59分、ベルナルド・シウバが決めて、リードを3点に広げた。

 シティのシュート数は20本を越えて、対する浦和は1本。明らかな力の差を見せつけられていった。

 そこからシティは決勝を見据え、選手交代をしながら、やや強度を落としながら試合を進める。

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 対する浦和は『10番』中島翔哉が違いを作り出して、なんとか反撃を試みる。アディショナルタイムにチーム2本目のシュートを放ったが……。これがブロックされて、そのあと試合終了を迎えた。