【浦和】横浜FCと痛恨ドロー。スコルジャ監督「『押し込むところ』まで行けたが、ペナルティエリア内にボールを届ける回数が少なかった」
浦和のスコルジャ監督。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)
苦しんだ前半…「ビルドアップのプレースピードが上がらず、横浜FCにコントロールされた」。
[J1 29節] 浦和 1–1 横浜FC/2023年9月29日19:30/埼玉スタジアム
J1リーグ29節、浦和レッズは横浜FCとの一戦、先制点を許したものの興梠慎三のファウルで得たPKをアレクサンダー・ショルツが決めて、辛うじて1-1で引き分けた。2位の横浜F・マリノスに勝利を収めた首位ヴィッセル神戸との勝点差は「8」に広がった。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後、「前半はパフォーマンスが上がらず、良い時間帯とは言えませんでした。ビルドアップのプレースピードが上がらず、横浜FCにコントロールされ、相手のラインを破ることができませんでした」とまず語り、ブライアン・リンセンの前半途中の負傷交代によりプランも狂ってしまったと続けた。
「前半途中でリンセンが離脱してしまい、ハーフタイムにフレッシュな3人を投入することで、よりスピードと強度を上げようとしました。そうすることで試合の流れは変えられました。ただ明らかな決定機は作れませんでした。
横浜FCが守備面で良いプレーを見せていたことは認めざるを得ません。私たちは『押し込むところ』までは行けましたが、ペナルティエリア内にボールを届ける回数が少なかったです」
「髙橋(利樹)と興梠の2トップにして、ペナルティエリア付近までは行けましたが、ボールを届ける機会は限られました。選手たちは最後まで逆転を目指しました。ただ最後の最後でチャンスを作れたものの、決め切れず勝点1のみとなってしまいました」
――神戸が勝ち、勝点「8」差となったが?
「もちろん目指した結果とは違うものです。残念な結果ではあります」
――前半、悪い試合運びとなった要因は?
「映像を見て分析したいが、今の印象で言えば、攻撃の際の動きが十分でありませんでした。相手の5バックを引き出してギャップを作るところまでは行けましたが、その先を突くことができませんでした」
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――今月7試合目で疲労の色が濃かったように見えたが?
「1試合1試合、非常に重要な時期にあります。シーズン途中までは多くの選手にチャンスを与えながら、戦ってきました。今はより長くいる選手のほうが理解度は高いという判断で起用しています」