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【浦和】スコルジャ監督、あえて“強くないチーム”と練習試合を組むことも。その理由を明かす。柏レイソル戦へ「ナイトゲームは好き」

オンラインで取材に応じた浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA

あと1か月、ACL決勝モードへ突入。連係向上に重点を置き、「実験的なことはあまりしたくない」。

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が3月29日、オンラインによる取材に応じて、31日の6節・柏レイソル戦に向けた抱負などを語った。

 ルヴァンカップの清水エスパルス戦では、ブライアン・リンセンに今季公式戦初ゴールが生まれたものの、71分にベンジャミン・コロリに決められて1-1で引き分けた。

 リンセンの一撃はFWによる今季チーム初のゴールに。指揮官は「ストライカーがゴールを決めたのは、いい兆候です。攻撃の選手がゴールを決める、そろそろ訪れなければいけない時期でした」と頷いた。

 またポーランドでチームを率いてきた間、得点があまり決まらずにいた場合にどのような対策を講じてきたかという質問も。スコルジャ監督はあえて実力の劣るチームと練習試合を組むこともあったと明かした。

「個別のトレーニングを課して改善することはありました。また、あるいはあまり強くない相手と練習試合を組み、得点力の改善に努めたこともありました。(あえて弱いチームと!?)トレーニングではどうしても相手のいるプレッシャーを再現するのが難しく、そのように設定した練習試合でゴールが生まれれば、それが公式戦のゴールにつながることもあります。(浦和でもあり得る?)今はそのような時間がないなかでやっています。万が一問題が続けば、実施する可能性はあります」

 対戦相手の強度をあえて下げる。それもトレーニングでは有効になり得るという考えを示した。

 また、クロスからゴールを狙う攻略パターンが目立つ。指揮官は「クロスが入る時の進入の仕方は決まっていて、どのようにコースを作るかを伝えています」と語る。ただし「まだペナルティエリアの遠いところでそれを行っている感じではあります。(清水戦でも)ブライアンしか、ゴール前にはいませんでした。攻撃の構造上の問題かもしれません。もちろんクロスからのみならず、中からのコンビネーションでも決めていきたいと思っています」と課題を挙げていた。

 また、ACL決勝まであと1か月に。メンバーを固定しつつあるが、「連係を高めることを意識しています。ベストメンバーを変えず、実験的なことはあまりしたくないと思います」と理由を語った。

 31日の柏レイソルとの一戦、5バックのチームとは今季初めての対戦になる。スコルジャ監督は柏がまだ2分3敗と未勝利であるため、「初勝利を目指し強い決意でプレーすると思います。すごく難しい試合が待っていて、あらゆる面で100パーセントの準備が必要だと選手たちには強調してきました」と、4連勝を目指す。

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 スコルジャ監督にとっても、初の日本でのナイトゲームに。ナイトゲームは好きか? との質問に、指揮官は頷いて「アイ・ライク・ナイトゲーム。そういう選手も多いと思います。(なぜ?)説明が難しいですが、試合に対する集中力が高まると感じています。サッカーのサポーターの視点からも、私はナイトゲームが好きですね」と話した。

 そして清水戦では牲川歩見が公式戦初のピッチに立った。ただ、スコルジャ監督はアイントラハト・フランクフルトとの親善試合で、牲川が先発出場した試合をチェックしていたとも明かした。そしてこれまでの練習でもその実力の高さを感じていて、ジョアン・ミレッGKコーチとも話をして、自信を持って送り出したそうだ。

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