×

【浦和】鹿島戦へリカルド監督「最も強力な2トップ」、日本代表FW上田綺世&鈴木優磨をキーマンに挙げる

浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

Jリーグ初のホーム1500万人来場突破の記念試合、「サポーターの存在は、まさにチームの一部」。

[J1 14節] 浦和 – 鹿島/2022年5月21日17:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が5月20日、翌日のホームでの鹿島アントラーズ戦に向けてオンラインによる取材に応じて抱負を語った。

 ホームで迎え撃つ浦和は、これまでACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)を挟みリーグ6試合連続ドロー。2勝7分4敗の勝点13で15位に低迷している。ただ18日の横浜F・マリノス戦では前半に0-3とリードされながら、後半にキャスパー・ユンカーのハットトリックで追い付いてみせた。

 一方、鹿島は9勝1分3敗の勝点28で2位。近年の課題だったスタートダッシュに成功している。

 リカルド監督は次のように鹿島の印象を語る。

「決定力の高い2トップがいて、強度も高くアグレッシブ。非常にダイナミックなプレーをしていて予測が難しいチームです。今年はACLがなく準備がしっかりできているように感じます。とてもいいスタートを切っていると思います」

 そのうえで日本代表FW上田綺世と鈴木優磨の2トップを警戒していた。

「二人とも非常にいいです。上田選手は得点ランクでもトップに立ち、鈴木選手はリーダーシップがあり強度の高いプレーで貢献し点も取っています。とてもいいコンビネーションを見せています。二人とも点を取り、チームに勝点をもたらしています。J1の中でも、最も強力な2トップと言えるかもしれません」

 浦和は横浜FM戦で、Jリーグ初の通算1500万人のホーム来場者数を突破。鹿島戦は記念試合として開催され、来場者全員に記念ステッカーがプレゼントされる予定だ。

「浦和レッズのサポーターは勝点をもたらす存在です。横浜F・マリノス戦でも0-3となっても応援し続けてくれたからこそ、あのような結果につなげられました。私たちは要求の高いチームを目指さなければいけないと分かり戦っています。

 試合中は90分間、ホームでもアウェーでも応援し続け、後押ししてくれます。この間はサポーターの方々と一体となってチームスピリットを見せられました。彼らの情熱が価値ある勝点につなげてくれました。埼スタで再びそのような応援を期待しています。感謝しています。アウェーゲームやACLでも駆けつけてくれて、まさにチームの一部です」

 強豪との連戦が続く。ホーム3連戦の締めくくりはライバルである鹿島戦。指揮官もその意味を感じ取っている。

「私が浦和の監督に就任した時、すぐ聞かされたのは、鹿島アントラーズを大きなライバルだと見ていて、サポーターの皆さんは鹿島戦での勝利を喜んでくれるということでした。昨年のようにいいゲームを見せたいです。まず勝利を収めること。皆さんに喜んでスタジアムをあとにしてもらいたいです。チームとしてしっかりまとまってプレーし、勝利を収めたい。サポーターの方々にとって、鹿島戦での勝利はさらに大きな価値があると思います」

 横浜FM戦のハーフタイムを挟んでのベンチを含めた修正力は見事だった。ただし前半の失点時のように、クロスに背中を向けたり球際に寄せたりしない“逃げる”プレーを見せては、相手を上回ることも、スタジアムに共感も生まれないだろう。そのあたり、指揮官はどのような戦いを選択し、鹿島に挑みかかるのか。

 噛み合い勝利を掴めれば、夏の上昇気流に乗れるはずだ。

【注目記事】
【鹿島】浦和との“決闘”へヴァイラー監督、ハットトリック達成のユンカー警戒「自信を取り戻したかもしれないが――」

【鹿島】上田綺世が語った浦和との“ダービー”「下部組織の頃からその関係は理解していた」

槙野智章、愛車ナンバープレートが盗まれる「返して下さい。売りに出さないで下さい」

Ads

Ads