天皇杯の川崎×大分、観戦者がオミクロン株濃厚接触者で新型コロナウイルス感染。入場制限が撤廃された一戦で
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国立競技場での決勝への影響は!?
内閣府の松野博一官房長官は12月16日の記者会見で、東京都の小池百合子知事からの報告を受けて、12月12日の天皇杯準決勝・川崎フロンターレ対大分トリニータ戦(1[1EX1、4PK5]1)を観戦していた一人から新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。
東京都と政府の発表によると、20代女性が12月8日に海外から入国。14日間の自宅待機期間中に新型コロナウイルスの陽性が確認され、都によるゲノム解析によりオミクロン株と確定された。この女性は現在、医療機関に隔離されている。
また、その女性の濃厚接触者一人が15日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。ゲノム解析の結果はまだ出ていない。この濃厚接触者は12月12日の神奈川県・等々力陸上競技場での天皇杯・川崎対大分戦を観戦していた。
都はその周辺にいた80人について濃厚接触者かどうかを確認するとともに、できる限り検査を実施する方針を示している。
松野官房長官は「感染管理を徹底する観点から、当日同スタジアムにいらっしゃった方で体調の優れない方はできるだけ外出を避け、医療機関を受診いただくようお願いします」と呼び掛けている。今後の感染症対策は、「オミクロン株の評価に応じて適切に措置を講じていく」とも語っている。
川崎対大分、そして埼玉スタジアムでの浦和レッズ対セレッソ大阪戦の準決勝2試合はサッカーの公式戦としては今シーズン初めて、入場制限が撤廃されてのゲームとなった。等々力では1万7595人が来場していた。
決勝戦の浦和対大分戦は12月19日、国立競技場で行われる。このカードも入場制限なしでの開催が予定されていて、多くの席種で売り切れとなっている。
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[文:サカノワ編集グループ]