【天皇杯】浦和が大分との激闘を制し優勝!槙野智章がAT決勝点「こうして奇跡が起こる。これがサッカーだ」リカルド・ロドリゲス監督が熱く語る
槙野智章が決勝弾!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
失点直後、GK西川が「まだ時間はある、マキが取りに行け!」と背中を押す。
[天皇杯 決勝] 浦和 2–1 大分/2021年12月19日14:00/国立競技場
天皇杯決勝・浦和レッズ対大分トリニータ戦、浦和が90分に追い付かれながらもアディショナルタイムの90+3分に柴戸海のミドルを槙野智章がヘッドで方向を変えて決勝点をもたらした。
開始6分、小泉佳穂が右サイドのペナルティエリア内でボールをキープ。そこからボールを受けた関根貴大が突破を仕掛けて4人をひきつける。そこからマイナスのパスを受けた江坂任がシュートを突き刺してみせる。
後半、大分はシステムを4-4-2に変更し、攻撃に厚みをもたらす。そして90分、パワープレーからペレイラが決めて同点に! 準決勝に続いて奇跡のゴールを決める。
しかし、浦和はこのまま延長戦での戦いに向かうかどうかを話し合う。GK西川周作は、失点を喫して肩を落とす槙野に「まだ時間はある。マキが最後にとって来い!」と、背中を押した。
そして90+3分、柴戸海のミドルを攻め上がった槙野がヘッドで方向を変える。この一撃が、ゴールネットを揺らしてみせた。今季限りでの退団の決定しているディフェンダーの浦和でのファイナルショットで、3年ぶりのタイトルをもたらした。
リカルド・ロドリゲス監督は試合後のフラッシュインタビューで、「幸せに感じています。多くの方に支えられ、多くのサポーターに来てもらい、全ての浦和ファミリーに感謝しています。大分は難しい相手でした。しかし、こうして奇跡が起こる。これがサッカーだと思います」と語った。
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[文:サカノワ編集グループ]