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【浦和】アマラウ獲得レース、レッドスターなど欧州3クラブと競合か。母国ポルトガルからも「興味」

ポルトガルのセトゥバル時代のアマラウ。(Photo by Carlos Rodrigues/Getty Images)

スコルジャ監督の後任と折り合いあわず、この夏の退団は決定的。

 J1リーグ浦和レッズが獲得を目指しているポーランド1部レフ・ポズナンのMFジョアン・アマラウ(Joao Amaral)だが、母国ポルトガルの2クラブ、さらにセルビアのレッドスター・ベオグラードが名乗りを上げているという。

『WP Sportowe Fakty』によると、アマラウがレフ・ポズナンをこの夏に退団するのは決定的ということだ。そして「選択肢は4つある」という。

 その一つが2021-22シーズンともに戦いリーグ制覇を果たしたマチェイ・スコルジャ監督率いる浦和だ。同シーズンはスコルジャ監督のもとアマラウも覚醒、キャリアハイとなる32試合・14得点、公式戦通算36試合・17得点・8アシストを記録している。

 一方、欧州に残る可能性もあるということだ。そして母国ポルトガルのヴィトーリアSC、FCファマリカン、さらにセルビア王者レッドスターが獲得を検討しているそうだ。レッドスターは来季のCL出場権を得ている。

 9月で32歳になるアマラウが一体、何を優先するのか。それによって進路も変わってきそうだ。

 クラブ規模からすると、浦和が最も大きいと言え、しかもこれからAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、クラブワールドカップ(W杯)と国際大会も控える。トップ下はスコルジャ監督にとって重要な補強ポイントでもある。

 ただ本人が欧州での戦いを優先したいと考えるならば、交渉は一筋縄では行かないかもしれない。

 欧州3クラブは「興味を示している」という段階。現時点ではレッズがリードしているようとも報じられる。

 アマラウは1991年9月7日生まれ、 ポルトガル出身。172センチ。トップ下が主戦場で、右ウイングもオプションとしている。2022-23シーズンはポーランドリーグ22試合・2得点・2アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選、カンファレンスリーグなど公式戦通算37試合・6得点・6アシスト。

 昨季はオランダ人のヨン・ファン・デン・ブロム監督の就任に伴い、出場機会を減らした。

 一気に浦和行きが決まるのか、それとも時間がかかるのか。オフを経て、アマラウが間もなく決断を下す――。

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