【浦和】C大阪戦へ大槻毅監督が抱負「準備したことを新幹線で持ち込む」「崩さなくてもいい状況で点を取れれば一番いい」
浦和の大槻毅監督。協力:浦和レッズ
つまりセットプレー? 「そういうことだと思います」。となると、あの選手の起用も――。
[J1 14節] C大阪 – 浦和/2020年9月5日19:00/ヤンマースタジアム
J1リーグ浦和レッズの大槻毅監督が9月4日、オンラインによる記者会見を行い、翌日の暫定2位と好調なセレッソ大阪戦に向けた抱負を語った。
今回は久しぶりに1週間のインターバルを得られた。指揮官はこの期間を活用して、「やるべきこと」を改めて見つめ直す期間にできたという。
「ここから再び連戦が続くので、チームのやるべきことを確認しました。勝って1週間を迎えられたので、ポジティブな雰囲気でできました。(C大阪戦に向けて)これまでと同様、継続してやっていることにトライすることが大切。今週もそこにアプローチしてきました。当然C大阪とやる時に注意すべきことはありますが、我々にフォーカスに当てて試合に臨みたいです」
そのうえで指揮官は、主導権を握りながら敗れた8月5日のC大阪とのルヴァンカップの対戦(●0-1)とは、全く異なるクオリティの試合になると気を引き締める。
「(C大阪の印象は?)安定した力を発揮するチーム。カップ戦、先週水曜日の試合も少しメンバーを変更して臨んでいました。センターバックの交代の仕方を見ても、次の試合へどのようなメンバーで臨もうとしているか意図が汲み取れます。私たちとのカップ戦で途中出場した清武(弘嗣)選手、彼のような選手がスタートから出てくることが考えられ、前回の対戦とはまったく異なる質になると思います。そういったところで、しっかり上回れるように準備したいです」
そして様々な面で神経を使う敵地に乗り込んでの一戦になるが、「準備したことをみんなで新幹線に乗って持ち込み、明日午後7時までの時間を有意義に使って、いいゲームにできればと思っています」と意欲を示し、大阪晩夏の陣に挑む。
C大阪のリトリートは素早く、ソリッドな守備には定評があり失点数は現在4位の13(浦和は9位の20失点)。大槻監督は勝負のポイントとしてズバリ、「崩さくてもいい状況で点を取れることが、一番いいと思っています」と挙げた。
つまりセットプレーか? と尋ねられた指揮官は「そういうことだと思います」と答えた。
ということは、あの選手の起用もあるか――。
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[取材・文:塚越始]