伊東純也の招集問題、森保監督の説明に元日本代表『?』と意味深投稿。「裏事情があるのでは」「逆にプレッシャー」「守れていない」とファンからも疑問の声
指揮官は、これからどのようなタイミングでも戦力になれると強調。
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選6月シリーズ(6日ミャンマー代表戦@ヤンゴン、11日シリア代表戦@エディオンピースウイング広島)に臨む。すでに4連勝を収め最終予選(3次予選)進出を決めたなか、シーズンを終えたばかりである欧州組の久保建英、冨安健洋、遠藤航らベストと言えるメンバーが招集された。
今回の陣容について、山本昌邦ナショナルチームディレクターは、9月にスタートする最終予選を見据えた貴重な準備の機会のためと説明。3月の北朝鮮とのアウェーゲームが中止になった影響もあるのか、抜擢はパリ五輪招集が難しいと見られる鈴木唯人ぐらいで、基本的には常連組が顔を揃えた。
しかしそのなかで、週刊誌の虚偽報道疑惑により1月のカタール・アジアカップ途中に離脱し、そこから代表への活動に参加できずにいるフランス1部に所属する伊東純也は、今回も引き続き選外となった。
森保監督は5月24日に行われたメンバー発表の記者会見の中で、伊東の未招集について問われると次のように説明した。
「3月から私の知る限りでは、状況が変わらずにいます。3月と同じで、彼を守るため、彼のために今回も招集しませんでした。彼のスタッド・ランスでのプレーも日頃から確認していて、代表の中で確実に戦力になると評価しています。ただ代表として活動する場合、また彼にプレッシャーがかかることが起こり得るということと、彼の大切にしている人たちにもいろんな影響を与えるかなということで招集を控えさせていただきました」
一方、代表チームでの実績を踏まえると、いつでも戦力になれるとも強調していた。
「彼については、これまで代表で実績を残してくれています。彼のコンディションが良く、チームで存在感を発揮してくれていれば、代表にいつ入ってきても機能する選手だと思っています。そこは慌てず、落ち着いて彼がプレーできるように。そして彼の大切にしている人たちも、チームも落ち着いて活動し過ごすことができるようになれば、招集はさせてもらえるかなと今は思っております」
今回はある意味、”消化試合”である。むしろ、すでにオフに突入し、一旦テンションを落としている激闘を終えたばかりの欧州主力組を招集する意味がどこまであるのか。様々な方面への配慮が感じられるこのメンバー編成こそサプライズではあった。
とはいえ、伊東を呼ばなかった理由が、「3月と状況が変わらないため」という点に、多くのファンも疑問を抱いている。
そして元日本代表でもある、いわてグルージャ盛岡に所属する西大伍がこの発表のあと、自身のエックス(@daigonishi22)を更新。この森保監督の理由に関する記事をリポストしたうえで、「?」と一文字だけ投稿した。
その疑問符だけの投稿に対し、多くの読者が反応。「不信感がぬぐえない」「何も守れていない」「逆にプレッシャーになってしまうのでは」「もう少し納得のいく説明がほしかった」といった声が寄せられている。
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伊東はスタッド・ランスでは主力として活躍。リーグ31試合・3得点・7アシストを記録している。一部報道では、女性による虚偽報道疑惑の民事訴訟の案件について、大阪地裁から東京地裁に移送されたという。