「GSで敗れてほしい」クロップが日本代表MF遠藤航のアジアカップ離脱で恨み節。首位リバプール、サラーと共に主力2人欠く

勝ち進めば、チェルシー、アーセナルとのリーグ大一番で不在に。

　イングランド・プレミアリーグのリバプールFCは現地1月1日に行われたニューカッスル・ユナイテッドFC戦で4-2の勝利を収め、首位をキープした。しかし、このあとアジアカップに臨む日本代表MF遠藤航、アフリカ・ネイションズカップに出場するエジプト代表FWモハメド・サラーがチームを離れる。同7日に行われるFAカップのアーセナル戦を前にした公式記者会見で、リバプールのユルゲン・クロップ監督は遠藤とサラーの離脱に「幸運を祈る、と言ったら嘘になると伝えたよ」とジョークを交えて、やや恨み節を口にした。

　FIFA(国際サッカー連盟)の規定により、大陸別の国際大会への出場は優先されることになる。そこで二人は1月から2月にかけて、最大8試合欠場することになる(FAカップ再試合が組まれればさらに）。しかも2月にはリーグ戦の大一番であるチェルシーFC、アーセナルFCとの連戦まで組まれていて、日本とエジプトが勝ち進めば、そこで彼らの不在を余儀なくされる。

『インディペンデント』によると、クロップ監督は会見で、正直な重いを吐露している。

「(遠藤とモーへ)幸運を祈ると言えば、それは嘘になると伝えたよ。これは個人的な考えだが、彼らがグループステージ(GS)で敗退してくれれば嬉しいけれど、おそらくそれは不可能だと分かっている。彼らはまず勝ち進むことができる。 だから『幸運を祈る、そして元気で帰ってきてくれ』としか言えない。私たちはそれに対応しなければならないし、対処できるはずだ。どうにかなるだろうと、かなりポジティブに考えている」

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　なかなかクロップらしいコメントで、日本代表のアジアカップでの対戦国や日程などもチェックしていることも分かる。しかもソボスライ・ドミニクも負傷で数試合の離脱が予想されるなど、レッズの台所事情は苦しい。それでもドイツ人指揮官は、むしろ手腕の見せ所と捉え、まさにレッズ一丸となって、この状況を乗り切ろうとしている。