神戸移籍の噂もミズノ愛用、セルヒオ・ラモスがセビージャ退団でフリートランスファーに
セルヒオ・ラモス。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
一時は東京五輪出場を熱望し、ジダンも了承。日本とは多くの接点があるが…。
スペイン1部セビージャFCでプレーしてきた元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が6月17日、復帰した2023-24シーズン限りで契約満了を迎えて退団し、フリートランスファーとなることが決まった。セビージャが正式に発表した。
レアル・マドリード、パリ・サンジェルマンを経て、今季サウジアラビアからの巨額オファーがあったものの古巣でのプレーを決断。チームは14位でフィニッシュし、上位進出ならず。大幅なサラリー減額を呑んで復帰したセルヒオ・ラモスだが、それでもチーム内では高給取りになり、退団を余儀なくされたという。
ラモスは「欧州以外」で現役を続けることが確実視される。これまで『ジ・アスレチック』のMLS(メジャーリーグサッカー)専門記者が、MLS1部のサンディエゴFCとラモスサイドが「交渉を行っている」と報じていた。
パリSGを退団する可能性が浮上していた2022年には、『ディアリオ・ゴール』が移籍先候補の一つにJ1リーグのヴィッセル神戸を挙げていた。同年からミズノとアンバサダー契約を締結し、これまでで一番フィットしたというミズノのスパイクを履いてプレー。そういった背景から日本行きの可能性を報じていた(神戸のユニフォームサプライヤーはライバルのアシックスだが……)。
また、これまでレアル・マドリード、パリSGのメンバーとして何度も来日し、2020年に予定されていた東京オリンピックへのスペイン代表としてのオーバーエイジ参戦も希望。当時レアル・マドリードを率いていたジネディーヌ・ジダン監督も了承していた。が、東京五輪が1年延期され、コロナ禍に突入したため、この五輪参戦プランは幻に終わった。
関連記事>>【サッカー日本代表】伊東純也「不起訴」有力、来週にも。一方、A子・B子への虚偽告訴罪は…
とはいえ、そのように日本との接点は多いだけに、果たして、闘将を迎え入れるクラブは現れないのだろうか。38歳のセンターバックに高額オファーを出すのは難しいか。それこそ、ミズノとタッグを組んでみるのも面白そうだが……。