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【サッカー日本代表】伊東純也「不起訴」有力、来週にも。一方、A子・B子への虚偽告訴罪は…

伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ジャーナリスト小川泰平氏がユーチューブチャンネルで詳しく解説。

 週刊誌に虚偽を語ったとして女性2人を虚偽告訴罪で大阪府警へ刑事告訴し、さらに損害賠償の民事訴訟を起こしたサッカー日本代表のMF伊東純也(スタッド・ランス)を巡る事件で、6月15日、ジャーナリストの小川泰平氏がユーチューブチャンネル『小川泰平の事件考察室』で、「サッカー日本代表 伊東純也選手 事件! 書類送検か…」と題した動画をアップした。

 小川氏は「書類送検」に記される警察の処分意見が4種類あり、その「程度=レベル」について詳しく解説。一般的に「書類送検」も逮捕などと近いと言われることもあるが、その”誤解”についても丁寧に説明している。

 まずA子・B子から伊東が訴えられている性加害疑惑の件だが、捜査は全て終わり、伊東は今週か来週にも、書類送検されたうえで「不起訴」になることが確実と見られるということだ。小川氏は、「取材によると『不起訴』になるのではないかという話が入ってきています」と解説した。

 一方、伊東がA子・B子を逆告訴した虚偽告訴罪だが、小川氏はこちらも不起訴の可能性が高いと解説。虚偽告訴罪の起訴率は「ビックリするぐらい少ない」として、そもそも虚偽告訴するのが年間30件ほどで、そのうち1、2件しか起訴まで辿り着かない…約5パーセントという現状を語った。基本的に訴えられた立場の者が逆告訴するのが虚偽告訴罪で、「その立証は非常に難しい」そうだ。また伊東側の「処罰意思」もかかわってくるという。

 また民事の件は5月に大阪地裁から東京地裁へ移送されたが、これにより2か月は遅れるため、初公判は早くて8月、あるいは9月になるのではないかということだ。

 今後の解決への道筋だが、もしも、この通り両者ともに不起訴になった場合、事実上、変わらず無罪の身となる。とはいえ、どちらかが控訴する可能性もあり得るということだ。

 小川氏はこの伊東を巡る件について、「いろいろな人が絡んで複雑になり違和感がありました。伊東選手と関係なく他のところで揉め、そんなことはやめてほしいという伊東選手の対応を狙っていたのではないか。登場人物が多いが、何というのか、それぞれが変な動きをしている」と、この事件の深層にも言及していた。

関連記事>>【日本代表】伊東純也への警察の事情聴取終了、GW前後にも一区切りか。「不起訴」の可能性? 虚偽報道疑惑…まだA子の動き読めず

 この件をアジアカップ開催中に伊東らに取材せず『週刊新潮』が報じ、そのため伊東が大会から離脱し日本代表は敗退を喫した。同週刊誌はその後、この件について、一切報じていない。小川氏は、訴えを起こすことは誰でもできて、訴訟を起こされるだけで著名人が社会的地位を失いかねない、こうした現在の状況についても疑問を呈していた。

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