【鹿島 2-0 札幌】ペトロヴィッチ監督「鈴木優磨に違いを見せ付けられた」

9人がケガをしている状況下、なぜ補強も遅れているのか。

[J1 22節] 鹿島 2–0 札幌/2024年7月6日18:00/カシマサッカースタジアム

　J1リーグ22節、鹿島アントラーズが鈴木優磨の2アシストから、師岡柊生の待望のリーグ初ゴール、そして藤井智也の今季2点目で、北海道コンサドーレ札幌に2-0とリーグ5試合ぶりの勝利を収めた。札幌は決定機を作り出したものの5試合連続ノーゴールでリーグ8連敗。

　札幌のミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ監督は試合後の記者会見で、「厳しいチーム状況のなか、選手たちはひたむきに戦ってくれたと思います。今日のゲームで違いがあったとすれば鈴木優磨でした。そこで違いを見せ付けられました」と、センターフォワードで先発し、後半トップ下に回って2アシストした鹿島のエースを称賛した。

「いま９人ケガをしている苦しいチーム状況のなか、鹿島を相手に素晴らしい戦いを見せてくれました。何度も決定機を作れましたが、そこを決め切れませんでした」

　ミシャは鈴木について、「点に絡む素晴らしいパスを出して、決定機な仕事ができるところで違いを見せていました」と”チャンスを決め切る”ところに差を感じていた。

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　最下位の札幌は、J1残留圏の17位サガン鳥栖とついに12ポイント差まで開いてしまった。ミシャスタイルにフィットするストライカーが現れれば、この状況を打破できそうだが、そこが最も競争の激しいポジションでもある。チャンスは作れているだけに、あとは決め切るだけだ。