鎌田大地がクリスタル・パレス加入決断の理由と目標を語る「ヨーロッパカップ戦の出場権を掴む」

「クラブのプロジェクトは私にピッタリ。新たな歴史をともに作りたい」

　イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスFCに加入したサッカー日本代表（SAMURAI BLUE）の鎌田大地がインタビューに応じ、7月10日、クラブ公式サイトに掲載された。来月28歳になるセンターハーフは、SSラツィオで出場機会を得らずにいた時、心配するオリバー・グラスナー監督から連絡を受けて励まされていたことを明かし、その指揮官とともに、クラブの目標であるヨーロッパカップ戦の出場権獲得へ意欲を示した。

　フリートランスファーでのパレス加入を決めた理由は?　鎌田は「最大の要因の一つは間違いなくオリバー・グラスナー監督。イタリアで出場機会を十分得られずにいた際、彼は頻繁にメッセージを送ってくれました。そういったやり取りを通して、信頼してくれていると感じてきました」と、指揮官の存在を挙げる。

　加えて「クリスタル・パレスには才能豊かな選手が揃っています。グラスナー監督は就任後に良い成績を残していて、『チームで新たな歴史を作りたい』と話してくれました」という。そして「このプロジェクトは私にピッタリ。クリスタル・パレスで新たな歴史を作れたら素晴らしい」と、クラブや監督とビジョンを共有できたことが決め手だと語っている。

　鎌田は自身の特長として、ミッドフィルダーとして得点とアシストに関われるところ、加えてチームプレーヤーとして貢献できる点を挙げている。

「チームの目標の一つはヨーロッパのカップ戦出場権を獲得することだと思うので、それに貢献したい。フランクフルトではヨーロッパリーグで優勝しており、このチームでチャンスを得られれば、タイトル獲得を目指したいです」

　鎌田の言葉には説得力がある。

　南ロンドンがホームであるクリスタル・パレスは昨季プレミアリーグ10位でフィニッシュ。シーズン終盤には、アストン・ヴィラFC、マンチェスターユナイテッド、リバプールFCに勝利を収め、まさに台風の目となった。

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　鎌田がグラスナー監督と再びタッグを組み、上位進出を目指す。プレミアリーグから旋風を巻き起こせるか――。