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【バイエルン】伊藤洋輝にはチャンスだが…アルフォンソ・デイヴィスが前十字靭帯断裂の重傷で手術に

サウジアラビア戦での日本代表の伊藤洋輝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

さらにウパメカノも数週間離脱に。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部FCバイエルン・ミュンヘンに所属するカナダ代表のアルフォンソ・デイヴィス(Alphonso Davies)が3月24日に行われたアメリカ代表とのCONCACAFネーションズリーグ3位決定戦で、右ヒザの前十字靭帯断裂の重傷を負った。クラブは26日に手術を受けると発表した。

 この試合で左サイドバックとして先発したデイヴィスだが、開始早々の12分にヒザを傷めて交代を余儀なくされた。『ビルド』によると、当初カナダサッカー協会からバイエルンには「打撲」と報告を受けていた。

 ところがそのあとミュンヘンに戻って精密検査を受けると、前十字靭帯断裂であると判明。全治まで最低でも6か月かかるという「最悪のシナリオ」が待っていた。

 同メディアは、アルフォンソ・デイヴィスに代わる左サイドバックの第一候補に、この北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選3月シリーズで日本代表として2試合連続先発した伊藤洋輝の名前を挙げている。他にラファエル・ゲレイロ、ヨシプ・スタニシッチも候補だ。

 伊藤にとってはチャンスとは言えるが……。明らかに別次元のプレーを連発していたスーパースターの一人が、まさかの形で戦線から離脱することになった。ヴァンサン・コンパニ監督にとっては痛恨に違いない。

 さらにクラブは、フランス代表DFダヨ・ウパメカノも左ヒザを負傷し、「関節が弛緩しているため」治療で数週間離脱すると発表した。

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 これからシーズン終盤へ突入するなか、バイエルンはブンデスリーガ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、そしてクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)と3つのタイトル獲得の可能性を残している。