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【サッカー日本代表】サウジ戦 選手採点:菅原由勢ら4人に厳し目の評価、超守備的な中東の要塞はあまりに固すぎたが…

【MAN OF THE MATCH】ナワフ・アクイーディ(サウジアラビア)

被シュート1本(枠内ゼロ)だったものの、リスク冒さず最高評価も及第点の「3」。

[北中米W杯アジア最終予選 グループC 第8戦] 日本代表 0–0 サウジアラビア代表 / 2025年3月25日19:35 / 埼玉スタジアム2002

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)第8戦、サッカー日本代表はサウジアラビア代表とスコアレスで引き分けた。この試合を前に8大会連続となるW杯出場を確定させていた日本は、6勝2分の勝点20で無敗をキープ。一方、サウジアラビアは2勝4分2敗の勝点10で、オーストラリア代表と3ポイント差の3位。

 日本代表の選手の採点は次の通り。

◎採点
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上

▼先発
GK
1 鈴木彩艶 3
被シュート1本、枠内はゼロ。ハイボールにもよく対応し、最終予選で最多タイ6度目の無失点に抑えた。

DF
21 伊藤洋輝 3
持ち味であるダイアゴナルのロングキックから打開。これが伊藤の武器だ、というシーンを何度か見せた。

4 板倉滉 3
カウンターを警戒しながらも、ハイラインを保ち、チームとして敵陣でのプレーに集中できた。

2 高井幸大 3
パスから前田大然の決定的なシュートを演出。ただ、前半は常に足元でパスを止めてしまい、そこでチーム全体の動きにブレーキをかけてしまった。後半は持ち上がり縦に変化を与えるシーンも増えた。

MF
6 遠藤航 3(▽83分)
この日は引き気味に3バックの前でパスを受けるシーンが多く、より後ろを重たくしてしまった。相手がコンパクトにゴール前を固めたためでもあるが、ゴールを奪い切るのであれば、時には強引にライン間でパスを引き出したかった。

17 田中碧 2
ボールコントロールのセンスはやはり高い。ただ何度かボールロストからピンチに。良い立ち位置を見出せず、インパクトを残せなかった。

3 菅原由勢 2(▽62分)
久保建英を上手く活用していたが、ほぼハーフコートゲームだったこともあり、持ち味である運動量や献身性は発揮できず。技術的にも、このメンバーの中にいると差が感じられた。

13 中村敬斗 2
所属チームの不調ともつながるように、独力での突破を何度も試み、周囲との連係を欠いた。伊東投入後、二人はそれぞれのことをまず意識しているが、それが今回はプラスに働かなかった。

15 鎌田大地 3(▽74分)
ボールの収まりどころとなったが、2試合連続ゴールとはならず。CFの前田大然がポストタイプではないため、前線のトライアングルで崩す――というシーンを作り出せなかった。

20 久保建英 3(▽62分)
良い意味でも、悪い意味でも、システムに捉われないポジションを取って相手を翻弄。結果的には、その自由なプレーがこの日は奏功せず。ここまで完全撤退した相手からゴールを奪い切るのであれば、嫌がるところを突き続けたかった。

FW
11 前田大然 2(▽73分)
クロスバー直撃のシュートを放つ。サウジがハイプレスをかけてくるのを想定しての起用だったが、引いた相手にその快足は生きなかった。

【交代出場】
MF
15 堂安律 3(▲62分)
久保と代わってシャドーでプレーし、よりゴールに近い位置で揺さぶった。CFと絡んだ打開が得意であり、ポストタイプがいれば……と感じるシーンは何度かあった。シュートなしに終わる。

14 伊東純也 3(▲62分)
イナヅマの投入により、チーム全体に攻撃のダイナミックさは生まれた。惜しいチャンスを作り出したが、中央にいる選手たちと微妙に息が合わなかった。

9 古橋亨梧 -(▲73分)
工夫したポジション取りをして打開を試みた。ただ、相手の嫌がる位置でプレーできなかった。

19 旗手怜央 -(▲74分)
ボールによく触れたが、縦へのアクションを加えきれなかった。

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8 南野拓実 -(▲83分)
最後の切り札で投入されたものの、シュートは放てなかった。