【鹿島】三笘薫を“推薦”した過去、ポポヴィッチ監督が明かす。一方「なんでもかんでも海外へ渡ればいいという風潮はよくないと思う」と指摘

24日にブライトンと対戦。

[親善試合] 鹿島 – ブライトン/2024年7月24日19;00/国立競技場

　J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が7月23日、翌日のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCとの親善試合を前に、オンラインによる取材に応じて抱負を語った。

　指揮官は川崎フロンターレ時代から知るブライトンの日本代表FW三笘薫について、「ヨーロッパの知り合いの監督から『いま、日本にはどのような良い選手がいるのか?』と聞かれたら、”ミトマ”の名前を挙げていました」と明かした。

「実力が正当に評価されている選手だと思います。日本での活躍が認められ、世界最高峰のプレミアリーグの舞台でも結果を残している。その事実は個人としても嬉しいことです。それだけの能力を持った選手だと思います」

　そのように、三笘をはじめ、遠藤航（リバプールFC）、久保建英（レアル・ソシエダ）ら日本で結果を残して海を渡っていった選手は、「Jリーグと日本のレベルの高さも示してくれている」と頷き喜ぶ。

　しかし一方で、ポポヴィッチ監督は次のようにも指摘していた。

「なんでもかんでも海外へ行けばいいという風潮は良くないと思います。海外へ行くことが目的で、そこで終わり、という選手も少なくありません。それは良くない傾向です」

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　国内である程度キャリアを積めば、チームで結果を残せなくても、早い段階で欧州の小規模なクラブへ移籍していく。その状況は、Jリーグにとってもプラスではないのではないか……と見ていた。