【鹿島】土居聖真が山形へ完全移籍「第二のサッカー人生。このクラブで培ったものを糧とし、全ては勝利のために戦ってきます」
鹿島の土居聖真。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ジュニアユース時代からの生え抜き、故郷での戦いを選択。
J1リーグ鹿島アントラーズは7月25日、MF土居聖真(Shoma DOI)がJ2リーグのモンテディオ山形に完全移籍すると発表した。鹿島のジュニアユースからの生え抜きであり、クラブの歴史を築いてきた一人だが、故郷(山形県山形市出身)の山形でJ1復帰を目指す決断を下した。
鹿島ユースを経て2011年からトップチームでプレーし、抜群のセンスで攻撃にアイデアを与え、いくつものタイトルをもたらしてきた。土居は今回の決断に際し、鹿島を通じてコメントを発表。「鹿島アントラーズを離れ、環境を変える決意をしました」として、次のように続ける。
「自分にとって、アントラーズは人生そのものでした。ジュニアユースから含めて約20年を過ごし、フットボールに必要な全てのことを学びました。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、日々の練習から力を出し切り、どんな状況でもチームの勝利のために行動する。ピッチの中ではどこまでも厳しく、ピッチの外では家族のように温かい、アントラーズのおかげで、今の土居聖真があります」
そのように鹿島というクラブであるファミリーへの感謝を綴る。
「そんな自分も、選手としてピッチでまだやるべきことがあり、第二のサッカー人生にチャレンジする必要があると決断しました。 このクラブで培ったものを糧とし、全ては勝利のために戦ってきます。
アントラーズで獲得した全てのタイトルの味も、 負けて悔しくてたまらない味も、アントラーズファミリーの皆さんとともに歩んできたサッカー人生が、自分を選手としても人間としても大きくしてくれました。僕は、カシマスタジアムでどんな時も自分の背中を押してくれた土居聖真コールを、 一生忘れることはありません。土居聖真のチャントは、僕の一生の宝物です」
そして土居は山形での「第二のサッカー人生」に、できれば引き続きサポートをお願いしてくれると嬉しいと呼び掛けている。
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「僕のアントラーズでのサッカー人生は一旦終わりますが、 第二のサッカー人生はここから始まります。引き続き、応援していただけると幸いです。 まだまだ皆さんに伝えたい想いや感謝はありますが、ここでは長すぎますのでこの辺にしておきます。 そして鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、偉大なる大先輩ジーコさんにも感謝の意を込めて、次の旅へと出発します。 ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」