【浦和】高齢の来場者が警備員の肩を殴打、無期限入場禁止に。アウェー鳥栖戦で

「他者の迷惑になるような撮影行為」で警備員から声を掛けられ…。

　J1リーグ浦和レッズは8月22日、11日に駅前不動産スタジアムで行われた26節・サガン鳥栖戦（△1-1）で、警備員の肩を殴打する暴力行為に及んだ来場者1名に対し、国内外を問わず浦和のトップチーム、アカデミー、レディースを含む全ての試合への無期限入場禁止の処分を下したと発表した。

　クラブによるとこの試合後、Jリーグの禁止する「他者の迷惑になるような撮影行為」に該当する可能性があると指摘を受け、警備スタッフがこの人物に声をかけた。するとこの人物が対応への不満から、警備員の肩を殴打したという。

　事案発生直後、複数の警備員や浦和のセキュリティスタッフを交えて話し合いが行われ、この暴力行為に及んだ来場者は警備員に謝罪。この来場者は遠隔地に住み、高齢であるといい、後日クラブ事務所への来訪を求めた。

　事情聴取や警備スタッフへの聞き取り結果などを踏まえ、「浦和レッドダイヤモンズサッカー試合運営管理規定」「Jリーグ試合運営罰則規定」との照合と競技運営本部内での検討を経て、コンプライアンス委員会で「無期限入場禁止」の処分が決定。22日、本人に対面で処分を通達し、合意する旨の念書を取得した。

　クラブは次のように謝罪している。

関連記事>>浦和復帰なし!? 原口元気がバサラ・マインツに練習参加。監督は日本代表でチームメイトだった岡崎慎司

「この度は、試合運営管理規定違反行為の発生を未然に防ぐことができず誠に申し訳ございませんでした。 7月20日(土)に埼玉スタジアムで発生した事案に続き、短期間に2度の違反行為が発生した事実を重く受け止めております。 浦和レッズは昨年8月に、大変多くのみなさまにご迷惑をお掛けする事案の当事者となり、6つの再発防止施策を掲げ実行してまいりましたが、引き続き『ファン・サポーターのみなさまとのコミュニケーションの再構築』、『スタジアムでの禁止事項等観戦ルールの周知徹底』、『違反行為者への適時適切且つ毅然とした対応（即時退場を含む）』といった施策に愚直に取り組んでまいります」