「英雄はこういう時に現れる」雷雨の激闘、水戸FW中島大嘉が栃木との北関東ダービーで決勝ゴール! 荒天を前向き、「うまい棒を買う感覚」で味方につける
中島大嘉。(C)SAKANOWA
まさにストライカー、「ゴールパフォもヒーローインタビューも想像していた。僕にとってはデジャブ」。
[J2 31節]栃木 2–3 水戸/2024年9月15日19:03/カンセキスタジアムとちぎ
J2リーグ31節、水戸ホーリーホックのFW中島大嘉が栃木SCとの『北関東ダービー』、雷雨による約2時間を経ての後半、2-2に追い付いたあとの73分に決勝ゴールを奪取。チームに3-2の逆転勝利をもたらした。
中島は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「今日はいろいろなイレギュラーがありましたが、こういう時こそ英雄が現れるもの。現れるならば俺だと思っていました。多少は英雄っぽいプレーができたかなと思いました」と胸を張った。
「今週は左足のシュート練習をずっとやってきて、その左足で決められました。シュートって、うまい棒を買う時みたいな感覚で蹴ればいいと気付いたんです。車や家を買う時のような気持ちだと外れてしまうので、うまい棒ぐらいの心持ちで打ち、練習の成果が出ました」
生粋のストライカーはここから勢いに乗りたいという。
「自分のゴールで勝つことしか考えていなかった。この北関東ダービーで、自分がゴールを決めて、ゴールパフォーマンスをして、こうしてヒーローインタビューを受けるところまで想像していました。僕からするとこの景色はデジャブです。とはいえ、まだ水戸で2点目。熱すぎるサポーターとともに、もっと上の景色を、もっと上の熱狂をみんなで作っていきたいと思います」
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むしろ荒天をポジティブに捉え、味方につけるようなパフォーマンスを発揮。残り7試合、嵐を呼ぶ男・中島大嘉が、水戸とともにJ2リーグで猛威を振るう。