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日本代表戦のGKは所属先で今季出場ゼロ…。クリロナの光と影、サウジアラビア代表の選手がチャンスを失う深刻な闇

アル・ナスルで活躍するクリスチアーノ・ロナウド。(Photo by Yasser Bakhsh/Getty Images)

スーパースターの流入で、自国選手が出場機会を失う。

[W杯アジア最終予選 C組 第3戦]サウジアラビア代表 0–2 日本代表/2024年10月10日27:00(11日3:00)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が鎌田大地と小川航基のゴールで、サウジアラビア代表に2-0の勝利を収めた。

 ホームではW杯最終予選で日本に3連勝中だったサウジアラビア代表は、この日も時折、その高いポテンシャルを見せた。ただ決定機は限られ、むしろリードされていても少しの接触でピッチに倒れ込む場面も多かった。日本代表の選手たちが隙を見せない盤石な戦いを見せたこともあるが、サウジの選手から脅威を感じる機会は限られた。

 また、ロベルト・マンチーニ監督が日本戦を前にした記者会見で「サウジアラビア代表の50パーセントから60パーセントの選手が、チームで出場機会を得られていない」と発言して話題を集めた。所属先で50~60パーセントほどの出場時間しか得られてないという意味かとも思われたが、そうではなく、サウジアラビアリーグでレギュラーとして活躍している自国選手が半分あるいは半分以下だというのだ。

 実際、日本戦で先発フル出場したGKアハメド・アル=カサールはアル・カドシアで今季開幕から公式戦に出場していない。同様にクラブでのレギュラー級は4、5人。しかも今回24歳のFWフィラース・アル=ブライカーンが未招集となった。が、このエース候補もアル・アハリでは、トップ下か左MFで起用されていて、今季これまでリーグ5試合など8試合でノーゴールと苦しんでいる。

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 クリスチアーノ・ロナウド、サディオ・マネらを迎え入れたアル・ナスル、ネイマール(現在負傷中)を獲得したアル・ヒラルなど、サウジアラビアリーグはスーパースターが集い注目度を一気に高める。そしてサウジアラビアは2034年のワールドカップ(W杯)開催に立候補していて、12月にも開催が正式決定する予定だ。

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