【サッカー日本代表】久保建英と堂安律の右サイドが機能不全に。オーストラリア代表戦、オウンゴールでW杯アジア最終予選初失点
日本が谷口彰悟のオウンゴールで最終予選初の失点を喫す。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
遠藤航の欠場で抜擢された田中碧も周囲の力を引き出せず。
[W杯アジア最終予選 C組 第4戦]日本代表 – オーストラリア代表/2024年10月15日19:35/埼玉スタジアム
北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)の第4戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がオーストラリア代表に対し効果的に攻められず、62分、クロスへの対応がやや緩慢になると、クロスを谷口彰悟が自陣に蹴り込むオウンゴールで先制点を与えてしまった。これが最終予選4試合目にして、日本にとって最初の失点に。
FIFAランキングは日本16位(アジア1位)、オーストラリア25位(同4位)。このグループでは日本に続く上位国との対戦に。
日本は3-4-2-1のシステムを継続。体調不良によりキャプテンの遠藤航が欠場し、代わって田中碧が先発に入った。またシャドーには久保建英が起用された(ウイングバックの堂安と交互に入れ替わる形に)。
しかし、田中が引き気味のスペースでパスを受けようとして、チームとしてゴールへ矢印を向けられない。またプレス強度も明らかに低いうえに運動量も物足りず、なかなか高い位置から周囲の力を引き出せない。
また、久保と堂安もサイドのスペースを活用しようとして、ノックイングを起こす状況を繰り返す。
森保一監督は修正せず、戦況を見守る。だがなかなか決定機を作れずにいると、オーストラリアが強引に攻めてきた58分、日本の左サイドからのクロスに対し、守田英正、町田浩樹の守備がやや緩慢に。その背後にいた谷口がクリアしようとしたが、自陣ゴールに蹴り込んでしまった。
日本は堂安、久保、南野をベンチに下げて、伊東純也、中村敬斗、鎌田大地を投入。反撃を試みている。
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日本代表はW杯最終予選3連勝の勝点9で首位に立つ。トニー・ポポヴィッチ監督が就任し中国代表に3-1の逆転勝利を収めたオーストラリア代表は、1勝1分1敗の勝点4で、サウジアラビア、バーレーンと同勝点だが2位。