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サッカー日本代表への近道は? 出身キャリアランキング 大卒9人、高卒4人、ユース出身は…

サッカー日本代表。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

28選手のキャリアパスをチェック。「中学→高校→大学」からのプロ入りは2人。

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は10月10日から、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選10月シリーズ(10日/日本時間11日:サウジアラビア戦@ジェッダ、15日:オーストラリア戦@埼スタ)に臨む。

 今回は9月シリーズから、イングランド2部ブラックバーン・ローヴァーズで活躍する大橋祐紀が初招集され、瀬古歩夢(グラスホッパー)、藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が復帰した。細谷真大(柏レイソル)らが落選。また高井幸大(川崎フロンターレ)がケガで参加を辞退し、関根大輝(柏レイソル)が追加で初めて呼ばれた。

 今回、選手がプロになるまでの出身キャリアをランキングでまとめた。

 高井を含めた28人の中学からプロになるまでのキャリアをチェック。クラブユース出身が最多14人で、大卒9人、高卒4人、街クラブ出身1人と続いた。ただ特に前線の選手のキャリアパスは多岐にわたり、自身に合った環境(とはいえ十分高いレベルだが)で試合にコンスタントに出られる環境を得て頭角を現していった選手も少なくない。

 実力があれば、どこかで見出される可能性が高いのは日本の環境の強みと言える。一方、時代や傾向があるものの、やや首都圏・都市圏に集中していて、以前ほど地方出身で突き抜ける選手が減っているのは注視される点か。

「出身ランキング」と日本代表の各選手の中学からのキャリアは次の通り。

▼サッカー日本代表「出身ランキング」※高井幸大を入れた28人をチェック
◎1位 クラブユース出身 14人

南野拓実
ASモナコ(FRA)
Jジュニアユース→Jクラブユース(C大阪)

堂安律
SCフライブルク(GER)
Jジュニアユース→Jクラブユース(G大阪)

田中碧
リーズ・ユナイテッド(ENG)
Jジュニアユース→Jクラブユース(川崎)

藤田譲瑠チマ
シントトロイデンVV(BEL)
Jジュニアユース→Jクラブユース(東京V)

板倉滉
ボルシアMG
Jジュニアユース→Jクラブユース(川崎)

町田浩樹
ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ
Jジュニアユース→Jクラブユース(鹿島)

瀬古歩夢
グラスホッパー
Jジュニアユース→Jクラブユース(C大阪)

菅原由勢
サウサンプトンFC
Jジュニアユース→Jクラブユース(名古屋)

高井幸大※参加辞退
川崎フロンターレ
Jジュニアユース→Jクラブユース(川崎)

谷晃生
FC町田ゼルビア
Jジュニアユース→Jクラブユース(G大阪)

鈴木彩艶
FCパルマ
Jジュニアユース→Jクラブユース(浦和)

久保建英
レアル・ソシエダード(ESP)
スペイン/Jジュニアユース→Jクラブユース(FC東京)

大迫敬介
サンフレッチェ広島
街クラブ→Jクラブユース(広島)

遠藤航
リバプールFC(ENG)
中学→Jクラブユース(湘南)

◎2位 大卒 9

谷口彰悟
シント=トロイデンVV
街クラブ→高校→大学(筑波大→川崎)

伊東純也
スタッド・ランス(FRA)
街クラブ→高校→大学(神奈川大→甲府)

旗手怜央
セルティック(SCO)
街クラブ→高校→大学(順天堂大→川崎)

守田英正
スポルティングCP(POR)
中学→高校→大学(流経大→川崎)

関根大輝※追加、初招集
柏レイソル
中学→高校→大学(拓殖大→柏)

望月ヘンリー海輝
FC町田ゼルビア
街クラブ→街クラブ→大学(国士舘大→町田)

大橋祐紀 ※初招集
ブラックバーン・ローヴァーズ(ENG)
Jジュニアユース→高校→大学(中央大→湘南)

上田綺世
フェイエノールト(NED)
Jジュニアユース→高校→大学(法政大→鹿島)
※3年時にプロ入り

三笘薫
ブライトン(ENG)
Jジュニアユース→Jクラブユース→大学(筑波大→川崎)

◎3位 高卒 4人

小川航基
NECナイメヘン(NED)
街クラブ→高校(桐光学園高→磐田)

前田大然
セルティック(SCO)
街クラブ→高校(山梨学院高→松本)

鎌田大地
クリスタル・パレス(ENG)
Jジュニアユース→高校(東山高→鳥栖)

長友佑都
FC東京
中学→高校(東福岡高→FC東京)

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◎4位 街クラブ 1人

中村敬斗
スタッド・ランス(FRA)
街クラブ→街クラブ(三菱養和→G大阪)