日本代表待望論が沸く20歳チェイス・アンリ「レアル戦とはまた違った」「人生で一番キツイ試合でした」。王者レバークーゼン戦でヴィルツら抑えてシュツットガルト無失点
シュツットガルトのチェイス・アンリ。 (Photo by Christian Kaspar-Bartke/Getty Images)
ヴィルツとの同世代対決に「不調だったみたいだけれど、めちゃくちゃ上手かった」。
[ブンデスリーガ 9節]レバークーゼン 0-0 シュツットガルト/2024年11月3日(現地2日)/バイ・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部9節、昨季1・2位対決となった大一番、VfBシュツットガルトはアウェーで昨季王者バイエル・レバークーゼンとスコアレスで引き分けた。シュツットガルトの日本人DFチェイス・アンリはセンターバックとしてフル出場し、「スタメンでこうした強い相手とできて、これまでで一番難しい試合でした」と頷いた。
チェイスは試合後、「去年優勝したレバークーゼンはポゼッションと戦術が素晴らしく、スタメンで出られたので、(途中出場で)30分ほど出たレアル・マドリードとはまた違う難しさがありました。2列目の飛び出し、落ちてくる選手への対応も難しく、いい経験になりました」と、無失点という結果を残せたことに安堵していた。
一気に進化を遂げる20歳のディフェンダーは、フィードのイージーミスなどもあったものの、そのミスを取り返そうと、さらにアグレッシブかつ強度の高いディフェンスを披露。強力CFヴィクター・ボニフェイスにも素早く間合いを詰めフリーに仕事をさせず、フロリアン・ヴィルツには首をひねらせた。
「守るべきところで守れたところもありましたが、取れなかったところも、相手が外してくれたところもありました。本当に強いチーム。人生で一番きつい試合になりました。戦術的にも上手く、もう言うことないです。こうした試合に出られて良かったです」
いま最も輝きを放つ一人であるヴィルツとの対戦は、「めちゃくちゃ走る選手で、脅威でした。ただ今日ちょっと不調だったみたいで、テレビで見る時のようではなかったですが、でも、めちゃくちゃ上手かったです」と語った。チェイスの粘り強いマークが、ヴィルツを最後まで本領発揮させなかったとも言えた。
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勝点13で7位のシュツットガルトは、このあと現地11月6日にUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)でアタランタBC、10日に6位のアイントラハト・フランクフルトと対戦する。レバークーゼンは勝点16で3位。