日本代表『10番』堂安律が語る新境地「時に俺こんなこともできるようになったんや、って驚くような試合もある」
堂安律。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
フライブルク3シーズン目、すでに4ゴールを記録も「メディアの方とかテレビ的には点を取れば絶好調と思われるわけですが…」。
サッカー日本代表の『10番』堂安律はドイツ・ブンデスリーガ1部のSCフライブルクで3シーズン目を迎えている。リーグ9試合・4ゴールを記録し、日本時間9日4時30分からはアウェーでウニオン・ベルリンと対戦する。
堂安は前節の1.FSVマインツ05戦の後、自身の今季これまでの手応えについて次のように語っていた。
「自分的には数字は置いておいて、満足した試合はこれまで2試合ぐらいしかなくて。ブレーメンとライプツィヒの試合のみ。その意味では、あんまり自分的にはこうトップトップのパフォーマンスはまだ出せていないと思っていて。やっぱり、メディアの方とかテレビ的には点を取れば絶好調と思われるわけで。もちろんそれはプロとして大事ですし、僕も意識しています。それをできる(数字を残せる)選手がやっぱり上へ行きますけど。
もっと伸びしろあるなと思いながら、トップトップのパフォーマンスプラス数字を残していけば、もっと評価されると思います。そこの評価の違いは、自分が自分のことを評価していることと、周りの自分への評価があり、自分には素直に評価しているので、ちょっと違うなと思いながらは(話を)聞いています」
4ゴールという目に見える”結果”で評価されるが、本人はそこまで納得できるプレーを見せられずにいる。そのなかで自身の「基準値」は上がってきているとも言う。
「もちろん上がっています。上がってきていますし、成長していますし、 時に俺こんなこともできるようになったんや、って驚くような試合もあります。年々、試合ごとに成長しているところはあります」
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チームは一時3位につけていたが、堂安がヘッダーで先制点を決めたRBライプツィヒ戦で逆転負けを喫し、マインツとはスコアレスで引き分けて6位まで落とした。ウニオン戦で堂安が再び躍動し、このあとの日本代表の活動へつなげたい。