【G大阪】宇佐美不在の影響は? ポヤトス監督「むしろ気持ちを高めてくれた。感覚的に影響はなかった」天皇杯決勝、神戸に0-1敗戦
G大阪のポヤトス監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「神戸のタレント性が発揮され、”瞬間”をやられた」
[天皇杯 決勝]G大阪 0–1 神戸/2024年11月23日14:00/国立競技場
第104回 天皇杯決勝、ガンバ大阪は0-1でヴィッセル神戸に敗れ、9大会ぶり五度目の優勝を逃した。
絶好調だったエースの宇佐美貴史が11月21日のトレーニングで負傷し、この日欠場。それでもチャンスを作り出して勝機を見出したが……ゴールを割ることはできなかった。
G大阪のダニエル・ポヤトス監督は試合後の記者会見で、次のように試合を振り返った。
「まず神戸に『おめでとう』と祝福の言葉を贈りたいです。ファンの皆様にワクワクとしたタイトルを贈れず悔しい気持ちでいっぱいです。前半は私たちが上回っただけに、決定機をしっかり決め切りたかったです。後半は前線までパスが入らず、坂本、山田がボールを触る回数も減っていきました。そうしたなか神戸のタレント性が発揮され、まさに”瞬間”をやられました。
ダワンの決定があり、決め切れば……とは思います。悔しく思いますが、素晴らしい大会だったと思います。広島、湘南、マリノス、難しい相手にしっかり勝ってきましたが、また改めてしっかり振り返りたいと思います」
そして決勝2日前のハムストリングス肉離れで欠場を余儀なくされた、宇佐美不在の影響について、次のように語った。
「言い訳はしたくありません。タカシは大会2日前に肉離れになりましたが、もちろん、とても重要な選手ではあります。ただ、この決勝に向けて、彼は切り替えて、チームのみんなを助けてくれました。それを受けて、選手たちはしっかりとそこで気持ちをもっともっと高めてくれました。そんなに感覚的には影響はなかったと思います。ガンバファンの皆さんのためにも、彼自身はしっかりやってくれたと思います」
そのように、後方支援に回った宇佐美のサポートが、よりチームに熱量を与えてくれた――。そのように指揮官はまた新たなパワーを加えてくれたと見ていた。
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「熱量をこめてくれました。結果はすごく悔しいですが、ファンの皆さん、誇りを持ってくれたと思います。素晴らしいシーズンになったと思います」
そのようにも指揮官は、今季のG大阪の戦いぶりについて語っていた。