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「愚策」三木谷浩史氏が東京都のコロナ対策を断罪。もはや何のため?新規入国禁止措置にも「令和鎖国は本当に不味い」と指摘

神戸から日本代表入りしているFW大迫勇也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

スタジアムの「人数制限」も危惧。

 ヴィッセル神戸のオーナーである三木谷浩史氏(楽天グループ代表取締役会長兼社長最高執行役員)が、日本政府や東京都が打ち出す新型コロナウイルス感染症対策について、改めてツイッター(アカウントは @hmikitani)で疑問を投げかけている。オミクロン株の感染者数が増えているもののその弱毒性が明らかになるなか、東京都が打ち出したこれまでと変わらない飲食店の営業自粛要請に「愚策」と断罪した。また、こうして感染が全国的に拡大するなか、もはや意味をなさなくなった新規入国禁止措置の継続についても、「令和鎖国は本当に不味い」と指摘している。

 サッカーに関しては、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む国内組の隔離期間が、14日から6日に短縮された。選手たちは常に検査など徹底した管理下に置かれているものの、三木谷氏は17日に「代表選手が一番感染リスクが低いと思うし、オミクロンの重症化リスクは相当低いことを考えると、科学的、論理的、法的根拠はなく納得し難いが、6日は14日よりは『マシ』ですね。厳しい対策を取れば、支持率も上がるのだろうけど、孤独化、経済などダメージは甚大だ」とつぶやいた。

 一方、新規入国はいまだ禁止されたまま。新たに契約を結んだ外国籍選手は、このシーズン前の重要な時期に、いまだ来日の予定すら見込めずにいる。一体、なんのためなのか、分からない措置となってきた。

「日本が閉ざされ、令和鎖国は本当に不味いと思う。 留学生の皆さんや日本で仕事したい人を早く入れてあげないと、人道的にも不味い」

 三木谷氏は19日、そのように指摘している。

 また人流抑制よりも人数制限がポイントだと、政府分科会が提言したことについて、これまえ「声」を出すことを禁止しながら入場制限なしでの開催まで漕ぎつけたサッカーの試合が、再び「人数制限」の対象になることも危惧している。

「スタジアムの人数制限とか、コンサートの人数制限とかやめて欲しい。マスクして、オープンスペースで本当に感染するのか?そもそもオミ(オミクロン)の重症化リスクがどれくらいあるのか?変異を今恐れることで、何が変わるのか?」 

「サッカーの試合では、選手間のコロナ感染のリスクはほぼないというレポートです」というスペインのレポートも参照に添付している。

 そして東京都が検討している、20時まで酒類提供しない店舗に3万円、21時まで酒類提供する店舗に2万5000円に、時短営業の協力金を支払うという案について、三木谷氏は「愚策」と断罪。「『協力金については、午後8時までの時短営業の場合は3万円から、午後9時までの場合は2万5000円からで検討されているという。』冗談のようなレベル。しかも一律?飲食店が可愛そうだ」と疑問を呈している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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