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【鹿島】岩政コーチ、大抜擢CBコンビを高評価。三竿「この試合は当初からCBで使うと決めていた」、ブエノ「サッカー人生の中でも大きなチャンスを掴んだ」

鹿島の三竿健斗。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

監督代行あとルヴァン杯1試合、リーグ戦は3勝1敗。

[J1 4節] 神戸 – 鹿島/2022年3月11日19:03/ノエビアスタジアム神戸

 J1リーグ4節、鹿島アントラーズが三竿健斗と鈴木優磨のゴールで、ヴィッセル神戸に2-0の勝利を収めた。岩政大樹コーチが監督代行として率いるリーグ戦はこれが最後に(公式戦の指揮は15日のルヴァンカップ、アウェーでの大分トリニータ戦まで予定)。

 岩政コーチは試合後の記者会見、次のように鹿島のサポーターへ感謝を伝えた。

「2-0というスコアは選手とともに目指していたものでした。(間もなく来日するレネ・ヴァイラー)監督に、リーグ連勝を収めてチームを引き渡したいという話をしていたところ、それができて嬉しく思います。ここまでサポーターの皆様もこの新米コーチを支えてくださり感謝しています」

 そして試合に関しては、次のように振り返った。

「開始早々に点を取れたことが、逆に少し足取りを重くしたのか、自分たちの狙った戦いをほとんどできなかった印象がありました。そこで後半少し整理し、攻守どちらも修正をかけて臨み、ある程度コントロールできたかなと思います。4試合で勝点9と、内容的にはいろいろありますが、選手たちがしっかり今日の試合の勝ち方を見つけながら、勝ちにつなげていった点は評価したいです」

 そのように3勝1敗という成績とともに、システムや組み合わせについても、いくつかのパターンを可能にして、ヴァイラー監督に託せる状況にできたことに、一定の手応えを得ていた。

 また、三竿健斗とブエノのセンターバックコンビの起用について、岩政コーチは次のように語っていた。

「建斗に関しては今季キャンプからボランチとどちらでも挑戦してもらうと伝え、やってもらってきました。最初はいろいろ苦労したと思いますがどんどんフィットし、Jリーグでも開幕戦の後半で任せましたが、パフォーマンスを含め十分に任せられる選手だと示し、この試合は当初からセンターバックでスタートから使うと決めていました。それぐらい信頼していますが、リーダーシップを含め、彼がいることで安心感がチームに与えられました。ゴールだけではなく、マネジメントの面を含め、彼に助けられた部分がありました」

「ブエノに関しては、キャンプで少し出遅れて、コンディションを作るのに時間がかかりましたが、ここでだいぶまとまったトレーニングを数週間できていたので、今日か次の大分戦で一発目に行こうと話していました。そこで機は熟し、今日使いましたが、非常に良かったです。彼のサッカー人生の中でもおそらく大きなチャンスの一つだという話を試合前にして、彼はそれをしっかり掴み取りました。ここからさらにセンターバックの競争が始まります。無失点に抑えただけでなくパフォーマンスも素晴らしかったです」

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[文:サカノワ編集グループ]

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