元 浦和のFW阪野豊史が現役引退。山形や愛媛で二桁ゴール、栃木、松本、東京V、今治でも活躍
松本時代の阪野豊史。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「応援されることがどれほど幸せなことなのか、今になってそのありがたみをより深く実感しています」
FC今治は1月13日、2024シーズンまで在籍したFW阪野豊史(Toyofumi SAKANO)が現役を引退すると発表した。
阪野は浦和レッズでキャリアをスタート。栃木SCを経て、モンテディオ山形、愛媛FCでは二桁ゴールを決めるなどエースストライカー級として活躍。松本山雅FC、東京ヴェルディ、今治FCでもインパクトを残してきた。
阪野は最後に在籍した今治を通じて、次のようにコメントしている。
「2024シーズンをもちまして、選手生活を引退することを決意しました。プロサッカー選手として過ごした年月は、喜びも悔しさも、そして何より多くの出会いに恵まれた、かけがえのない時間でした。
プロ生活を振り返ると、自分のゴールシーンや勝利の喜びよりも、まず先に応援してくださったファン・サポーターの皆さんの顔が浮かびます。どんな時も熱い声援を送ってくださり、一緒に喜び、時には励ましてくれた皆さんの存在が、私にとってどれほど大きな支えだったか、改めて感じています。
そして、応援されることがどれほど幸せなことなのか、今になってそのありがたみをより深く実感しています。本当にありがとうございました。
また、これまで所属させていただいた 浦和レッズ、栃木SC、愛媛FC、モンテディオ山形、松本山雅FC、東京ヴェルディ、FC今治 の全てのクラブに、心から感謝を申し上げます。それぞれのチームで経験した日々が、私を成長させてくれました。
そして、この道を支えてくれた家族への感謝を伝えたいと思います。どんな時も背中を押し続けてくれた妻や子どもの存在が、どれだけ大きな支えになったか、言葉では表しきれません。本当にありがとう。
サッカーとの出会いから今日までを支えてくれた両親にも、心から感謝しています。いつも私の夢を一緒に追いかけてくれたことがなければ、今日の私はありませんでした。
サッカーを楽しむ心や努力する姿勢を教えてくれたお二人に、今、改めて『ありがとう』と伝えたいです。 さらに、自分をプロサッカー選手の世界へ導いてくださった堀孝史さんにも、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたいです。堀さんとの出会いがなければ、プロの舞台に立つことは叶いませんでした。本当にありがとうございました。
勝利の歓喜も、敗北の苦しみも、すべてが私を成長させ、人生の糧となりました。この経験は、これからの人生でもずっと私を支えてくれると信じています。
もちろん、サッカー選手としてピッチを離れることには寂しさがあります。しかし、これからは新しい形でサッカーと向き合い、恩返しができる道を探していきたいと思っています。
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これからの挑戦も、どうか温かく見守っていただけたら幸いです。 最後になりますが、これまで関わってくださった全ての皆さまに、心から感謝を申し上げます。そして、これからもサッカーという素晴らしいスポーツを愛し、支えていってください。 直接お伝えする機会がないまま、このような形でのご報告になってしまい、申し訳ありません。 本当にありがとうございました」