【なでしこ】東京五輪日本代表MF木下桃香が21歳で引退「自分の人生を考えた時、プロサッカー選手としてプレーすることが必ずしも一番ではない自分に気がつきました」

ベレーザの中心選手として、WEリーグ3年連続ベストイレブン受賞。

　WEリーグ 日テレ・東京ヴェルディベレーザは1月29日、サッカー日本女子代表（なでしこジャパン）でもプレーしてきたMF木下桃香（Momoka KINOSHITA）が2025年1月31日をもって引退すると発表した。

　木下は2003年3月2日生まれ、北海道札幌市出身の21歳。163センチ。これまでのキャリアは、与野上落合サッカー少年団 ― 大宮日進SSレディース― 日テレ・東京ヴェルディメニーナ― 日テレ・東京ヴェルディベレーザ。WEリーグでは2021-22、2022-23、2023-24と3シーズン連続でベストイレブンを受賞してきた。

　また、U-17女子ワールドカップ、2021年の東京オリンピックに出場している。なでしこジャパン通算5試合・1得点。

　シーズン途中でのまさかの決断に。木下はクラブを通じて次のようにコメントし、ファン・サポーターや関係者に感謝を伝えている。

「他のチームでプレーすることが考えられないぐらいベレーザ・メニーナのサッカーが大好きで、様々な最高の瞬間をこのクラブで味わうことができたのは自分にとって一生の宝物です。

　これまでサッカーのことを常に考えて生きてきましたが、自分の人生を考えた時、プロサッカー選手としてプレーすることが必ずしも一番ではない自分に気がつきました。

　次の道を完全に決めたわけではありませんが、サッカーから離れ、自分と向き合う時間をつくりたいという思いから、この決断に至りました。今シーズンこそリーグ優勝を掲げていた中、サッカーという形で恩返しすることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今の自分が精一杯考えて出した答えです。

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　今回、このような自分の決断を認めてくれたクラブ、そして、これまで応援してくださったファン・サポーター、パートナーの皆さま、お世話になった選手・スタッフ、サッカーを通して関 わってくださった全ての皆さま、本当にありがとうございました」