【鹿島】PKキッカーは話し合いで決定、鈴木優磨「レオに『譲ってくれ』と聞いたら、『いいよ』と言ってくれて」
鹿島の鈴木優磨 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
東京Vを相手に、”Wエース”が2ゴールずつ奪取。「逆に自分が2点取っていたら、レオに譲っていた」
[J1 2節] 鹿島 4–0 東京V/2025年2月22日15:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ2節、鹿島アントラーズが鈴木優磨とレオ・セアラの”ダブル・エース”がそれぞれ2ゴールずつ奪う活躍を見せ、東京ヴェルディに4-0の快勝を収めた。鬼木達新体制のもと、ホームで初勝利を飾った。
鈴木は試合後、「湘南戦は自分たちのやりたいことが整理できずにいたところがありましたが、今日は全員で意思統一できて気持ちのこもったゲームができました」と胸を張って言った。
今季自身ファーストゴールとなった2-0で迎えた42分、PKのシーン。ファウルを受けたレオ・セアラがまずボールを手に持って蹴る意思を示した。しかし、鈴木が声を掛けてそのボールを譲り受けると、そのキックを沈めて自身今季初ゴールを記録した。
鈴木がキッカー役に指名されていたわけではなかったという。
「(キッカー役は)決まっていないですけれど、シーズンの初め、状況に応じてどちらかが蹴ろうと話して決めていました。レオは2点取っていて、僕は取れていなかったので、『譲ってくれ』と聞いたら、普通に『いいよ』と言ってくれて。フォワードはそうやって関係を築いていくものです。逆に自分が2点決めていて、レオが取れていなかったら譲っていたと思います。そこは上手くストライカー同士でやっていきたい。今日は結果的にいい形で終われたので良かったです」
実際、これで一つ大きな重圧の解けた鈴木は後半の75分、GKマテウスを弾き飛ばす強烈なシュートを叩き込んで、自身2ゴール目を記録。試合を決定づける一撃になった。
「フォワードは1点取れれば、そこから流れに乗れます。その1試合で変わってくるので、早めに点を取りたいとは思っていました」
鈴木とレオ・セアラ、今シーズン注目の2トップが揃って2ゴールを奪取。「何より無失点で終えられたのも大きい」(鈴木)と、鹿島が23試合無敗の続くカシマスタジアムで4-0の勝利を収めた。
関連記事>>Jリーグ大丈夫!? NPBがプロ野球の全球団へ要請「オンラインカジノ利用者は自主的に名乗りを」
鹿島26日のミッドウィークにアルビレックス新潟戦、3月1日にFC東京戦とホームでの3連戦に臨む。