「6-1大勝」→「0-3没収試合」→「1-1 ACL2敗退」ジャーメインの退場響き、広島がアジアのタイトルを逃す│準々決勝 ライオン・シティ・セーラーズ戦
ジャーメイン良がまさかの退場処分に。(C)2025 Asian Football Confederation (AFC)
きめられた腕を振り払ったようだが…。
[ACL2 準々決勝 第2戦] セーラーズ 1-1 広島/2025年3月12日/ジャラン・ベサール・スタジアム ※2試合トータルスコア4-1で、セーラーズが準決勝進出
AFCアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝、J1リーグのサンフレッチェ広島がシンガポール1部ライオン・シティ・セーラーズと1-1で引き分けて、2試合トータル1-4で今大会敗退が決まった。
ホームでの第1戦、AFC(アジアサッカー連盟)主催大会の出場停止未消化分がありながらヴァレール・ジェルマンが出場。AFCから没収試合扱いとなり、「6-1」が「0-3」に。広島は3点が必須という状況で、この人工芝での一戦に臨んだ。
高くラインを設定し、早い時間帯にまず先制することを目指した広島だったが、20分、レンナルト・ティーに先制点を決められてしまう。
「4点」が必要になった広島は、34分、中島洋太朗が直接フリーキックを決めて、この試合1-1に。
後半に突入し、1点を返せれば空気が変わる――。その追い風をもたらしたかった矢先の51分、ディフェンダーに腕を掴んできめられ、それを振り払ったジャーメイン良だが、主審はレッドカードを提示。10人対11人と数的不利に陥り、これで敗戦濃厚となってしまった。
結局、そのあとも広島が攻め込んだものの、自陣を固めてカウンターを狙うセーラーズを崩し切れず。2試合トータルスコア1-4で万事休す……。アジアのコンペティションが三層方式になり、初開催となったACL2で、Jリーグ勢(参加は1枠)の優勝はなくなった。
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また、ACLエリートと異なり、ACL2の審判団のレベルが決して高くないことも明白に。Jリーグ勢は次回以降、そのあたりを踏まえて戦うことも求められる。