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【浦和】13日の国立・町田戦へ、スコルジャ監督「今までの流れを断ち切る、またとない機会」。日本代表でも実績のある2シャドーを警戒

町田戦に向けて抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA

「町田は昨年の戦い方から変わりつつある」

[J1 10節] 町田 – 浦和/2025年4月13日14:00/国立競技場

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が4月11日、オンラインによる取材に応じて、13日の国立競技場で開催されるアウェーでのFC町田ゼルビア戦に向けて抱負を語った。

 ポイントの一つが、町田のハイボールへの対応だ。町田はそのセカンドボールを回収できれば、相馬勇紀&西村拓真と日本代表でもゴールを決めてきた実績のある2シャドーが絡み、守備陣形が整う前に打開を図ってくる。浦和は逆にその連係を断ち、町田の背後へと展開したいところ。

「今日はセットプレーの練習を行いました。空中戦の強さを生かした非常に準備されたセットプレーを持つ町田への対策を行いました。全体的に町田の空中戦に対し、そこで勝つだけでなく、勝てない時は自由にやらせないことも重要。セカンドボールも非常に大切です。川崎戦では林(幸多郎)のロングスローから得点が決まっています。我々の先日の失点も、空中戦というよりもそのセカンドボールのところで負けていたと思います」

 指揮官は「セカンドボール争いの動き出し、そしてウイングを含めた中盤の選手の距離間」を鍵に挙げる。

「町田は昨年の戦い方から変わりつつあると思います。まずオ・セフンへのロングボールがあり、そこから少し変わり、非常に危険な西村、相馬の2シャドーがセカンドボールに絡み、パス、ドリブルができて、シュートも打てます。彼らをまず抑えなければいけません。私たちがセカンドボールを拾えれば、町田も前掛かっているので、その背後を突ければカウンターを打てると思います」

 暫定で首位に立つチームとの国立競技場での対戦である。指揮官は「国立はサッカーをプレーするうえで特別な場所。高いモチベーションで臨めます。これまでアウェー6戦で勝利を収められていないのは非常に残念ですが、今回は首位の町田との国立でのアウェーゲーム。今までの流れを断ち切るには、またとない機会です」と、浮上へのビッグチャンスと捉える。

 また一方、ここまで9試合を行い、そのなかでケガ人も出ながら、「渡邊凌磨の復帰で、中盤は安定感を取り戻せると感じています」と前向きな材料を挙げる。スコルジャ監督は「9試合を戦い、我々にどういった可能性があるのかを考え、同時に現状も捉えています。スタメン候補のグループは固まりつつあり、そのなかで最も良い組み合わせを探しています」と、戦力の整理ができてきたとも見ていた。

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 浦和は2勝4分3敗の勝点10で暫定12位。一方、町田は5勝2分2敗の勝点17で暫定首位。勝てば4ポイント差に縮められる。

Posted by 塚越始