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「クロップは疲れ始めている」。レアル・マドリードorブラジル代表の監督に就任!? RB大宮にも影響?

初来日したクロップ氏。※公式インスタグラム @kloppo より

レッドブルのフットボール部門トップに今年就任も「不満を感じている」。ブラジルメディアが報じる。

 今年1月にレッドブル・グループのグローバル・フットボール責任者に就任した前リバプールFC指揮官のユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)が、早くも不満を抱いて疲れている!? しかも現場復帰に向けて、レアル・マドリードとブラジル代表からのオファーがあれば交渉に応じる!?

 J2リーグ RB大宮アルディージャが今季から仲間入りしたレッドブルグループで、グループ全体の統括責任者に就いたドイツ人のクロップだが、ブラジルメディア『UOL』は4月16日、「クロップはますます不満を覚えて疲れ切っている」として、グループを離れる可能性を示唆。そして「クロップに近い関係者」の話として、「オーストリア(レッドブルグループに本社がある)から脱出するのであれば」として、スペイン1部レアル・マドリード、あるいはブラジル代表の監督のオファーがあれば、交渉に応じる意向を示したというのだ。

 クロップ氏はレッドブルグループの責任者として、年俸1200万ドル(約14億円)~1400万ドル(約20億円)の超好待遇を受けている。それだけに「驚きだ」という。

 ブラジル代表は、新監督候補として、現アル・ナスルのジョルジェ・ジェズス監督、レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の二人が浮上している。ただし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)敗退の決まったアンチェロッティは、アメリカ・クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)の開幕前にも解任されるのではないかと噂されている。

 そんな混沌とした状況下、クロップがそのように現場復帰への想いを口にしたという。ただしブラジルサッカー連盟(CBF)は、クロップとはまだ接触していないそうだ。

 またクロップはこれまで、1FSV.マインツ05(2001 – 2008)、ボルシア・ドルトムント(2008 – 2015)、リバプール(2015 – 2024)と、長期スパンでのプロジェクトで成功を収めてきた。同メディアは、性急に結果を求められる現場は合わないだろうと見ている。

 むしろ……レッドブルグループのほうが長期スパンであり、レアル・マドリードやブラジル代表となれば“何より結果重視”であるだけに、クロップのカラーには合わないような印象も受けるが――。

 もちろん、いずれかのチームを率いることになれば、サッカー界はまたさらに盛り上がるかもしれない。

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 RB大宮にとっても気になる情報だが、どちらかというと「クロップは疲れている」という健康面のほうが気掛かりだろう。