レアル久保建英にファウルの嵐。本当に3部リーグで大丈夫?

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

カスティージャで先制点の起点など多くの好機を作る一方、計6回、反則で止められる。

[練習試合] レアル・マドリード・カスティージャ 2-3  ブルゴス/2019年8月18日

 レアル・マドリードのBチーム、カスティージャで久保建英が8月18日、ブルゴスCF(セグンダB)との練習試合でフル出場を果たした。4日前のクルトゥラル・レオネッサ(0-3)戦に続き、テストマッチ2試合連続で90分間ピッチに立った。

 4-3-3の右ウイングで出場した久保は、0-1とリードされて迎えた20分、中央でフリーになり右足で決定的なシュートを放ったものの、GKにセーブされた。さらに41分には右サイドからカットインで切れ込みチャンスを作り、ペナルティエリア内で背中を腕で押されたように見えたが……主審はノーファウルの判定。久保やチームメイトはアピールしたものの、そのままプレーは続行された。

 それでも前半アディショナルタイム、背番号7の久保は敵陣のギャップを突いて後方からのパスをフリックで処理。そのパスが起点となって、クロスからミゲルがヘッドで決めて、カスティージャが同点に追い付いた。

 さらに後半、カスティージャは一時2-1と逆転に成功する。しかし、試合終盤に2失点を喫して、結局、2-3で敗れた。

 この試合で目についたのが、久保へのファウルだった。ファウルで止められたのは実に6回を数えた。

 他にも後ろから押されたりしているものの久保がプレーを続行することで、反則が流されたケースも何度かあった。

 後方から足をすくうような悪質なものもあれば、腕を引っ張られたり、体ごとファウル覚悟で潰されたりもした。後半途中には、久保が倒れた際、心配したラウル・ゴンザレス監督やコーチ陣がベンチを飛び出す場面もあった。

 久保らしく先に察知してかわすことでチャンスも生まれた。ただ、もちろん対戦相手や対峙する相手にもよるとはいえ、このような肉弾戦の様相を呈すと、できるだけ地上戦で持ち味を出して崩したい久保にとっては苦しい展開になる。いずれにせよ、年齢とともにどのようにフィジカルを鍛えていくかという課題も浮かぶ。

 チームとしてコンビネーションで崩す機会は限られ、ほぼ個人のスキル頼み。久保は早い時間で適応し、チャンスを作り出していった。負傷離脱したロドリゴ不在のなか、久保の技術の高さは光っていただけに、そろそろ得点やアシストという目に見える結果もほしいところだった。

 一方、やはりトップチームの練習でもテクニックは十分通用している久保なだけに、1部リーグのチームにレンタル移籍すべきではないか? という議論が起こるのもまた必然と言える。そんな激しいというよりも”粗い”試合内容でもあった。

 カスティージャは8月25日、ラス・ロサスCFとのアウェー戦でリーグ開幕を迎える。 

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[文:サカノワ編集グループ]

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