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【浦和】開幕アウェー3連戦、今度はホーム5連戦、京都との2試合早くも終了。スコルジャ監督「以前いたクラブで、このようなカレンダーになった記憶はない」

浦和のスコルジャ監督は連戦での選手のローテーションについて、「そこでのいい判断は私に要求されると思います」と語った。(C)SAKANOWA

クラブW杯に出場し、ACLとの兼ね合いでイレギュラーとはいえ…。「私自身がそこに合わせていかなければいけない」

[J1 11節] 浦和 – 横浜FM/2025年4月20日16:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が4月18日、2日後の横浜F・マリノス戦を前にオンラインによる取材に応じた。

 浦和は6月14日に開幕を迎える(レッズの初戦は日本時間18日)、アメリカで開催されるクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)に日本勢として唯一出場する。さらに横浜F・マリノスと川崎フロンターレが臨むAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートファイナルステージとの兼ね合いもあり、今季は開幕からアウェー3連戦、現在はホーム5連戦という日程が組まれている。加えて京都サンガF.C.とのリーグ戦は2か月も経たずに、17日の試合でホーム&アウェーの2試合が早くも終わった。

 スコルジャ監督は「(クラブW杯初戦)リーベル戦まで、あと9試合。それまでに中2日の試合が二度あります。簡単ではありませんが、今回の(中2日で勝利できた)京都戦からも学びながら準備したいと思います」と気を引き締める。

 Jリーグ側も平日&週末開催のバランスなどに配慮していることは分かる。もちろんACL出場組など国際大会に出場するチームのほうがタイトな日程になるのはやむを得ない。とはいえ「公平性」の面で、クラブによって明らかに差が感じられる状況だ。そのあたり指揮官に話を聞いた。

 スコルジャ監督は「私が以前、これまで所属してきたクラブで、このようなカレンダーになった記憶はありませんが、私自身がそこに合わせていかなければいけないと思っています。ホーム5連戦という状況にいますが、ロッカーで選手たちに言っているのは、『常に次の試合のことを考えよう』ということです」と、目の前の1試合に、ただ集中していくと語った。

 指揮官としては、“連戦”での選手のコンディションに気を配ることが仕事でもあると強調する。

「練習の強度のことは頭にあります。スタメンの選手選考について、いつ選手を休ませるのか、というところは考えています。今後の9試合の中で、ローテーションというのは一つ大きな仕事になると思います。それを恐れているわけではありませんが、そこでのいい判断は私に要求されると思います」

 ミッドウィークを挟んでの連戦となる20日の横浜FM戦、チアゴ・サンタナについては「マリノス戦にいる確率は低いと思っています。もちろん、練習のセッションがまだ残っていて、最終的に決めるのは明日になります」と、まだ厳しいということだ。

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Posted by 塚越始