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【浦和】2戦連発の松尾佑介が語った「マラソンじゃないけれど…」。「しっかり好調を続けるのが大事。僕はこれまで波が激しかった」

松尾佑介。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

「僕のメンタル的な面もありますが、決められたシチュエーションでしか輝けないこともありました。今は…」

[J1 20節] 浦和 2-1 京都/2025年4月16日19:33/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ20節、浦和レッズが松尾佑介の2試合連続ゴール、渡邊凌磨の決勝弾で、京都サンガF.C.に2-1の勝利を収めた。浦和は1試合消化の少ないアビスパ福岡と3ポイント差に迫った。

 二人の股を抜くゴールを決めた松尾だが、「手前の選手(ラファエル・エリアス)の股の下は狙いましたが、奥のキーパーの股まで入るとは思っていませんでした」と振り返った。

 2試合連続ゴールで、チームは2連勝。ただ松尾は「またさらに上がってくると思います」と、まだまだ調子が上がっていくと感じている。

「次はこれをしっかり継続することが大事になります。リーグ戦はカップ戦と違うので、マラソンじゃないですけれど、しっかり好調を続けるのが大事ですし。僕はこれまで波が激しかったので、これをどれだけキープできるかが僕にとってのチャレンジになります」

 その“波”について問われた松尾は、次のように自分自身を冷静に分析する。

「僕のメンタル的な面もありますが、決められたシチュエーションでしか輝けないこともありました。今はシチュエーションごとによって、割と最適な判断ができるようになってきています。まだ改善の余地はありますけれど、そういうところが、コンスタントに出続けていけば良いと思います。相手をしっかり見て、何が嫌なのかを把握しながらプレーしていきたいです」

 状況に応じて、スピードを生かして背後を攻略し、中盤まで下りてきてポスト役もこなす。その上下動からチャンスに絡んでいった。マチェイ・スコルジャ監督も「試合を重ねるごとに、(渡邊)凌磨と(松尾)佑介の連係が良くなってきています。戦術的にはまだ発展の途上にあるチームだとは思いますが、このまま進化していきたいです」と、“CF松尾”が生み出す相乗効果に手応えを得ていた。

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 浦和は5月20日、再びホームで横浜F・マリノスと対戦する。松尾のリーグ3試合連続ゴールなるか――。

Posted by 塚越始